看護婦時代の後輩のTちゃんは、ものすごく片付けがうまい。

患者さんのベット周り、点滴その他の膨大に付いている管も、何故か彼女の手に掛かるとすっきり治まる。

おかげで、安全が保たれケアも行いやすく、そして患者さんやご家族の『管に繋がれている』という心の負担も軽くした。

優しい彼女は、片付けの下手な私がもたもたしていると、すーと横にきて、ニコッとしながら『いいよ、主任さん私がしますよ』といつも手伝ってくれた。（その頃私は何故か主任さんだった）

あれから随分と時は経ち、何故か主任さんから専務さんになったが、私の片付けべたは治っていない。

今日も私の机の上は書類の山となり、苦手な書類程どこかに隠れている。

あ～Tちゃんがいてくれたらな～と横を見たら、綺麗ずきのN君と目が合った。　まるで、

『書類が僕の机に侵入してますよ』と言っているようだ。

（そんな事思っていません・・と彼は静かに言ったが・・・）

何事も前向きに考えるのが、現代を生き抜くパワーとか。

ならば　私の片付けべたは　ちらかし上手・・ということか。

それにしても　この書類の山・・あ～今日も苦手な書類が見つけられない・・やっぱり・・散らかし上手はありえませんな～

私の求めてやまないTちゃんは　今、

夫婦で内装業を営んでいる。きっとすばらしい5Sでしょう！

あいたいよ～Tちゃ～ん（∋_∈）