日刊せみなりーBLOG

職場つくり・・・

更新日:2013/08/31

私の社会人人生は、
看護婦から始まった。

(元気がいいだけで、何の取り得もない看護婦)
から、

(むっちゃんは拾い物!だわ)
の変身まで、

色々の経験をしたけど、
私の中の職場のあるべき姿は、

24歳から28歳までいた【詰め所】で決まった。
スタッフを信じ、共に歩む婦長と主任、

明るく元気で一生懸命な看護婦達、
でも、若いから、

『お酒臭いわよ、何時まで飲んでいたの?
マスクをしたら?』の後輩や、

『せんせ~わたしよ・・わかる~』
と、夜中に担当医師に電話をしておちょくった後輩、

など、
看護婦の腕前とは別に中々の兵どもだったけど、

その中に、
お母さんのような存在の先輩もいた。

彼女は、
契約社員で本採用ではなかったが、

気持ちはひとつだった。
暑い夏になると、『そうめんを茹でてきたよ』

とみんなに振舞ってくれた。
独身者が多く、手料理に飢えていた後輩達は喜んで食べた。

食べながらも、
会話は患者さんのこと、

『今日、やっと便が出たの』
『よかったね!』

食事中でも排泄の話が出来るのが看護婦だ。

若い独身看護婦は、
残業になりそうな子持ち看護婦に、

『私が代わるから、保育園に行きなよ』
小さな子を持つ仲間の仕事を引き受けた。

患者さんのことを思い、
亡くなった時は暗くなり、

そして、
再び、頑張ろうと仕事に向かう。

真剣さと笑顔とやさしさと、
そして、冗談が入り混じる最高の職場だった。

その後、
同じような職場つくりを、

その詰め所の仲間と、
【婦長と主任】として始めた。

その時のスタッフは今でも大事な仲間だけど、
私は、志半ばで降板した。

人生は思わぬ展開で進み、
只今、その職場作りが仕事になった。

真剣さと笑顔とやさしさと、
そして、冗談が入り混じる最高の仲間たちと、

最高の職場作りを模索中だ。

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