『お母さん、あのお米と写真が景品だったの？』
今朝、子連れで泊まりに来ていた三女が言った。

『そうだよ、昨日の忘年会の景品だったのよ。』

今年の忘年会は、新企画だった。
早押しピンポン！クイズや特選景品があった。

お洒落で、
美味しい料理が格安で頂けるレストランで食事の後、

近くのカラオケルームへ。
一番の目的はピンポン！ゲームだけれど、

まずは、
ホンワカH君の宇宙戦艦ヤマト♪、

モゴモゴN社長のハリマオ♪で、
勢いをつけて、

『早押しピンポン！ゲーム開始！』

ラガーマンM君が作った5ジャンル5難易度の問題は、
会社の歴史から世界の歴史まで、

多岐に渡り、
中々なものだ。

みんなも真剣そのもの、
『はい！はい！』ピンポン！ピンポン！

と、元気いっぱいのゲームになった。
結果発表！は、

『１位！常任アルバイター北大生のA君！』
景品は、『台湾のお金です！』

三月に社員旅行が決まっている台湾の現金だ！
わおお！

私は、
三合で千円の高級米を貰った。

モゴモゴN社長には、
『むつみさんのヌード写真です〜』

ええ？！
なんと、顔だけ私で、身体は、ナイスバディのモデルさん。

いつの間に、
こんな合成写真を作ったのかしら。

仕事も忙しくて、残業も多かったのに、
みんなが喜ぶ顔を見るために、

景品を探し歩き、
パソコンを駆使して写真を作り、

みんなが楽しめる忘年会を、
自主的に作った社員たち。

一所懸命仕事をして、
一所懸命忘年会を楽しむ社員たち、

気が付くと、
二次会は11時半を回っていた。

帰りのタクシーの中で、
モゴモゴN社長は嬉しそうだった。

『仲間たちから最高のプレゼントを貰ったね。』
最高の御用納めだった。