日刊せみなりーBLOG

忘れないように

更新日:2018/09/26

昨日は
勉強会で

安平町に行った。
正確には安平町早来。

昔の早来町だ。
ノーザンファームは、

全く、
何も変わっていなかったけれど、

近くのお墓は随分と
崩れたままだった。

震源地の近くでも
色んなことが違うのだなあ、

と、思った。

北海道は
観光客も戻りつつあり、

復旧が早い。
楽天的な道産子精神も

見れた感じだが、
胆振地方は、

これからが大変だ。
と、

思いつつ、
地震のことを忘れそうな自分に、

カツ!だ。

私は防災感覚はゼロだった。
懐中電灯の在り処も、

夫が出張から帰るまでわからず、
停電になったら、

マンションだから水が止まる事も、
朝になって気がついた。

賢い主婦は、
あの日、停電とともに、

バスタブに水を溜めたそうだ。
一軒家は、水が出たから、

わからないかも知れないけど、
停電も困るけれど、

水が出ないのも困る。
何がって、

トイレが一番困った。
ちなみに我がマンションは、

築26年で
リフォームをしているが、

便器は高いので
替えてない。

で、
26年前のもの。

ウォシュレットは
替えている。

ので、
なんとなく

満足していたが、
何がびっくりしたって、

水洗トイレの
水の消費量だ。

なんと!
大なら、一回、

クィッと
回せば、

20リットルが
消える。

ことが、
今回の地震でわかった。

小なら半分の
10リットルだから、

停電中、

『どうして大で流すのよー
水、なくなるじゃないのー』

『だってお前、
流れないんだって』

と言う会話をする始末。
もっとも、

水洗トイレの貯水槽に
水を入れるのは夫の役目、

20リットルは
20kgだから、

中々の重労働だった。
あの時だけは、

一軒家が羨ましかった。

最新式の
節水タイプの水洗トイレは

昔の何分の1かの水で
流れるらしい。

よって、
家の中で

一番水を使うのは
水洗トイレということだ。

全く知らなかった。
そのうち、

トイレを新しいのに
替えよう。

と、思う。

もっとも
私が欲しかった最新式は

水のタンクがない形。
それじゃあ断水で使えない。

あーなんと贅沢に
慣れてしまったことだろうか。

17歳までは
汲み取り式トイレだったのに。

今では
水洗和式も使わない。

蛇口をひねれば
水もお湯も出て、

シャワーもお風呂も
時間構わず入り、

それが普通だと
思っていたけれど、

全く普通ではないと
教えてくれた胆振東部地震だった。

大きく被災されたみなさんには
本当に申し訳ないほどの、

経験だけど、
喉元過ぎれば、

に、
ならないように、

20リットルの
ポリタンクは

まだ見えるところに
置いてある。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役 中野むつみでした。

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