日刊せみなりーBLOG

雪虫来りなば

更新日:2018/10/11

冬近し。

雪虫の大群が飛んでいる。

暖かい地方の方々には、
理解不能の言葉、雪虫。

この虫が飛び始めると
1週間から10日で、

初雪が降ると言われている。
羽が白くてヨロヨロ飛ぶ。

それが大群で
ふわふわヨロヨロ飛ぶので、

目、鼻、口に入り、
コートにもくっつく。

少々厄介な虫だ。
でも、

寿命は超短いから
無下にしては可愛そう。

とは言え、
嘘ではなく、

鼻の穴から
入ってくる。

あー冬近し。
藻岩山も毎日色づき、

会社のお隣のツタも、
ピンク色になった。

で、
あと1週間で雪が降る。

と言っても
積もらないけれど

行楽をするには
寒すぎる感じになる。

ここが本州の秋と
違うところだろうか。

昔、
11月の連休に

岡山の従兄弟夫婦と
四国を旅したことがあった。

とても暖かく気持ちよく
秋の行楽って

こういうことを
いうのね。

と、納得した。
柿の葉が落ち、

柿の実だけが
木の枝についている姿は、

なんとも言えず
侘び寂びの世界観があった。

泥の中で作業されている方がおり、
従兄弟に、

『あれは何?』
と聞いたら、

『レンコンを掘っている』
と、言われてびっくり。

レンコンは泥の中で育つことを
知った。

全くもって
内地と北海道は違う。

ちなみに
北海道以外を内地という。

本州四国九州沖縄までを
ひっくるめる時に使うが、

沖縄の人が内地というと
そこには、北海道も入るというから、

まあ、
こっちとあっち。

という使い分けだろうか。

で、
思うに、

日本昔ばなしや
俳句に出てくるような『秋』の風景は、

内地のものと思われ、
我らが北海道の秋は、

超短くて、
オータムフェスタの時期が

まさに秋なのかも知れない。
今年は、

台風やら地震やらで
秋を満喫する感じもなく

冬の準備に入った。
ガソリンの値上がりとともに、

灯油も上がり、
暖房費を心配する時期でもある。

あ、そうだ。
今月から寒冷地手当だ!

当社は、
10月から3月まで

昔の石炭手当が
僅かだが支給される。

これも
内地にはないものだ。

北海道では
昔は本当に石炭が支給された。

どこの家にも石炭小屋があって、
ガラガラガラ!と、

石炭が積まれた。
懐かしい。

今は
灯油、都市ガス、電気と、

暖房も多種だが、
おしゃれな家には、

薪ストーブも
あるかなあ。

とにかく、
雪がもうすぐ降るのは確実だ。

灯油代がこれ以上、
上がらないことを祈ろう。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役 中野むつみでした。

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