日刊せみなりーBLOG

小樽されど小樽!

更新日:2018/10/13

2週間ぶりで
小樽に来た。

電車もそこそこ混んで、
優先席だけが空いていた。

うーん
私が優先席に座ったら

別の方が
普通席に座れるから

優先席に座るのも
一善かしら?

と、
思ったが、

自分は若く見えるから!
という変なプライドというか、

ありたい姿というか、
の、心が邪魔をして、

勇気ある行動にはならず、
結局、二つの優先席は、

空いたまま
小樽まで来てしまった。

デッキにも人が立っていたから、

少しずつ観光客は
戻って来ているようだ。

今日は晴れ!
なので、

小樽駅の正面では
スマホで自撮りが盛んに行われ、

若い男女が嬉しそうだ。

小樽駅からの景色は、
駅前としては全国一と思われ、

目の前に広がる、
海まで続く坂道と

海の向こうには、
増毛の山々、

そして、
白い風力発電の風車まで見える。

空が青いから
海の青さも引き立って

今日、
小樽に来た方は

かんげきー!のはず。

だが、
私は、約束の時間まで、

駅前の旧長崎屋、
今はなんというのかしら、

小樽市民の憩いの場所に
来て見た。

小樽は不思議な街だ。

札幌から、
快速で30分の近さだが、

明らかに
札幌とは一線を画し、

全く違う風土がある。
それは、

旧長崎屋に
集う市民の方々の空気にも現れ、

ここは小樽だ!
を感じちゃうのだ。

これだけ
国内外から観光客が訪れ、

ある意味
とても有名な街なのに、

市民の皆様は

それとは全く関係なく日々を
刻んでいて、

それがまた
小樽の魅力を作っている。

一部には
観光に、

市民が無関心だという声も聞かれるが、
このなんとも言われぬ小樽感が

小樽の魅力でもあるので、
私は、

この感じを
なくしてほしくないなあと、

旧長崎屋の休憩所で
市民の皆さんと一緒に座り、

まったりした時間を過ごしている。

丸テーブルを囲み、
お喋りに余念がないご婦人たち、

ふざけあう中学生男子
居眠りをするおじさま

パンをかじる青年
そして、

じっと二人で座る老夫婦。
なのに、

周りに喧騒。
洒落たケーキ屋さんと

フルーツ屋さんの向こうに
バック屋さんがあり、

賑わいの中に
静寂があり、

静寂の中に
動がある。

不思議で
あづましい空間だ。

と、
ニンマリしてたら、

わ!約束の時間だ!
本日は、

小樽運河三番館にて、
【民家フォーラム2018】が、

行われるのだ。
主催は、

NPO法人日本民家再生協会である。

民家再生のメッカ
小樽でのフォーラム、

期待を込めて参加してこよう!
と、思う。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役 中野むつみでした。

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