日刊せみなりーBLOG

法事こもごも

更新日:2018/11/17

今日は、
叔母の一年祭だ。

叔母の中川は、
当社の元相談役で、

仕事の指導者でもあった。
長く道庁に勤めて、

補償の仕事のエキスパートであり、
先駆者であるとともに、

働く女性の
草分け的な人でもあった。

私も姉も
その生き方、考え方に強く影響を受け、

尊敬もしていて、
その叔母を失ったことは、

本当に悲しかったが、
独身であった叔母の一年祭を無事終え、

ホッとしている。

なにせ、
取り仕切った私は、

神主の孫とは思えないほど、
これらのしきたりに無知。

なので、
神社に聞きつつ、

会場の第一ホテルさんに
任せっきりというか、

頼りっぱなしだった。
ごく内輪の会とはいえ、

よくわからないことばかりで、
おまけに、

ギリギリで
日程変更もあり、

ホテルには迷惑をかけたのだが、
気持ちよく対応をしていただき、

感謝。
して、本日、ホテルに向かったのだが、

驚いたことに、
今日の法事は4組あった。

びっくり!
聞けば、

毎週のように
法事があるのだそうだ。

なるほど、
高齢化社会になると

法事は増えるのねー
と、感心していたら、

礼服の中に
見かけた顔。

あれ!Mさん!

同じマンションの方だった。
まさか、

こんなところで、
お会いするとは!

と、
元気よく声をかけたが、

あ、失敗。
お互い一年祭と一周忌。

ニコニコする場所ではなかったわ。
と、反省だ。

その後、
神主さんをお迎えし、

お祀りのあとは
直会で美味しいお食事を頂きながら、

ワイワイガヤガヤ
久しぶりに会う親族たちと

楽しい時間を過ごした。
きっと叔母も喜んでいるだろう。

法事は、
亡くなった人が取り持って、

生きている親族たちの
交流の場を作ってくれるようなもの

なのかも知れない。

私は、
ノンアルビールですっかり酔い、

ホワワンとしながら、
楽しい時間を過ごした。

夫は、
昼酒で昨夜のアルコールが出たのか、

すっかり酔っていた。
夫も、

亡くなった叔母には
可愛がってもらった。

酔っ払うのも
供養かも知れない。

参加してくれた親族を見送り、
第一ホテルの担当者の方に、

『大変あづましい法事になりました。
ありがとうございました。』

と、
お礼を言うと、

なんと、
こちらのホテルは、

年に、
500組法事をされるとの事。

通りで、
速やかで

ここちよいはずである。

結婚式は
どんどん減っているけれど、

法事は、
無くしたくない慣習と思いながら、

ホテルを後にした。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役 中野むつみでした。

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