日刊せみなりーBLOG

弾けますか?

更新日:2018/12/11

想定外の感動を
生協ソシアで経験した。

うちの会社は、
南区の川沿にある。

豊平川を挟んで
真駒内公園があり

藻岩山の、
南斜面を臨むステキなところだが、

人によっては、
札幌の田舎とも言われる住宅街だ。

生協ソシアは
会社が誕生する少し前に

ボーリング場跡にできた。

なので、
超身近な存在のスーパーで、

近隣の高齢者に、
圧倒的な信頼を得ているようで、

シニアデイには、
激混みになるのだが、

そのソシアが
リニューアルをした。

なんでも、
耐震性を高めるための工事だったらしいが、

それと共に
売り場も様変わりした。

で、
どうしてかはわからないが、

真ん中の吹き抜けの通路に、
グランドピアノが置かれた。

どなたでも
お好きにどうぞ!

と、
書かれている。

先日はテレビ局が
取材に来ていた。

ソシアには、
子どもピアノ教室もあるから、

子どもたちに、
ピアノに触る機会を作ったのかしら?

と思いつつも、
みんな触るかなあ。

と、
思っていたが、

それが予想以上に
人気なのだ。

うちの6歳の孫も
必ず弾く。

もちろん、
習いたてだから、

孫の演奏は、
演奏とは言い難いが、

中にはびっくりするほど
上手なお嬢さんなんかもいて、

人気コーナーになっているのだが、

びっくりしたのが、

普通のおじさま、
雰囲気的にも、

絶対ピアニストではない方が、
かなり難しい曲を、

ステキに
弾いておられるのだ。

すごい。
どこでいつ習ったのだろう。

初めはぎこちなかったから、
しばらくは、

弾いていなかったのかも、
知れない。

すごいなあ
と、いつも見ていたが、

今日も2階のダイソーで
会社の事務用品を選んでいたら、

階下から、
感動的なピアノの音色が

聞こえて来た。

わー上手だわ。
心に響く。

弾き方が男性的だったので、
このあいだの方だわ、

と思って、
一階のホールに行ったら、

全くの
別の普通のおじさまだった。

普段着にダウンのベスト、
平日の昼間に生協に来られているので、

第一線は引かれていると思われ、
多分、私より年上だろう。

その年代の男性の方で
ここまでピアノを弾く方が、

生協ソシアのお客様の中に、
最低二人はおられることに、

なんだか
とても感動した。

いや、
演奏もうまいのだ。

聞き惚れる感じだ。

そう言えば、
知り合いのS会長も、

親父のピアノの会に入っていたっけ。

もしかして、
私が知らないだけで、

ピアノを弾く同年代の男性は
多いのか。

なんだか
とても

幸せな気分になった。
企業戦士は実はピアニスト。

なんか
いいなあ

勝手に想像して
喜んでいるが、

グランドピアノを
ホールに置いた生協ソシアの感性に、

まずは感謝である。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役 中野むつみでした。

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