日刊せみなりーBLOG

尾道にて①

更新日:2019/04/26

尾道に
一人視察に来た。

私は、
7年前、

小樽に、
一つのNPO法人を立ち上げた。

その名も
NPO法人小樽民家再生プロジェクト

小樽の古い建物を
見かけはそのままにして

利活用しようというものだ。
その活動は、

小樽のマチの活性化になると、
昨年、

まちづくり法人国土交通大臣賞審査委員長賞
という長い名前の賞をもらうまでに育ったが、

小樽の宝である古い建物が
壊されていくスピードには追いつかず、

今年度は
力を入れて活動を活発化することにし、

まずは
先進的なマチづくりをしている尾道に

視察に来たのだ。
午後からは、

尾道活性化の足がかりになった
NPO法人尾道空家再生プロジェクト代表に

お会いし、
お話をお聞きする予定だが、

午前中は、
尾道商店街を歩いてみることにした。

朝、
まだ9時前だったので

人通りはやや少なめだった。
曲がりくねったアーケードは、

小樽にもあるアーケードと
似ていて、

ごくごく普通のアーケードだったけれど、
何が違うって、

シャッターが
みんな空いていた。

昔からあるお店と、
建物だけ生かして、

中は今風など
色々だった。

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時間が早くて人通りが少ない分、
どこにでもある感が際立った。

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地域の方々が普通に使う商店街だった。

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お風呂屋さんは、
お店になっていた。

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昔からのお店も、
普通に営業していた。

私はアーケードを歩くうち、
なんだか嬉しくなった。

小樽でも
どこの街でも

活性化できない理由は
山ほどあるけれど、

大丈夫、
どこのマチも必ず活性化できる。

尾道の商店街を歩いていると
普通の人の営みが

人を支えう事が
よくわかる。

使い古された建物が
人の心を温める。

そんな気がした。

昼前、
喉が渇いたので、

ちょっとステキなカフェに
入った。

見かけは新築のRC造と思った。ら、
中はむき出し、

旧店舗を
リフォームした物件だった。

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小樽の街も
もっと観光客をよべる。

運河だけでなく
アーケードも、

南小樽も緑も
天狗山も手宮も

小樽中を観光客が歩く様が
想像できた。

尾道に宝があったから
活性化したんじゃない。

やる!と決めた人たちがいたから、
今の尾道があるのだと思った。

その人たちは
多分普通の人たちだ。

だから、
私たちもできると思った。

全道全国の、
うちのマチ、どうにかしたい。

と思っているみなさん、
是非、尾道をみて下さい。

絶対、
できると確信できるはず!

さてさて、
午後から聞くお話が楽しみだ。

きっと、
小樽に確信がもっとわくはずだ。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役 中野むつみでした。

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