日刊せみなりーBLOG

間違い電話に思う

更新日:2019/11/03

携帯電話が鳴ったので、
慌てて出ようとしたら、

切れた。
ので、

着信履歴を見たら、
知らない固定電話だったので、

あら、
どなたか、

おうちから
お電話を下さったのかしら、

と、
掛け直したら、

『お姉さんなんたらのなんたらです』
と、早口の声が聞こえた。

うん?

『あのお、
今お電話をそちらから頂いたのですが?』

と言うと、
電話の向こうで、

『間違い電話ですね』
と言うので、

意味がわからず、

『すみません、
そちらのお名前が聞き取れず、

もう一回言って頂けますか?』
と言うと、

今度ははっきりと、
お姉さんなんたらといい、

『間違えてかけたんですね』
と、言われて、

初めて気がついた。
あーなるほど。

女性には関係ない話なのねー

電話番号は、
中央区だったから、

そうかそうか
と、納得して電話を切った。

携帯にも、
間違い電話は増えているのだ。

会社の固定電話は
当たり前によくかかってくるが、

私は、
自分の携帯番号を普通に

色々な方に教えている。
出かけることも多いから、

携帯の方が早いし、
忘れたり漏れることも

少ないから。
相手の方も、

お役所以外は
ご自分の携帯電話番号を

教えてくださる方も
多い。

シャイなO専務曰く、
『家電番号を教わるほど親しくない』

なあるほど、
昔は親しくなったら、

携帯電話の番号を教えるだったけれど、
今は、

親しくなったら、
家電番号を教える、なのか。

時代はどんどん
変わっていく。

私は
昭和30年生まれだ。

戦後の高度成長時代を
まっしぐらに生きてきて、

家に初めて電話がついた時の
感動も知っている。

母は、
大阪に住む姉と電話をして泣いていたっけ。

また、
高校生の家電が長すぎて、

社会問題化したのも記憶にある。

これは結構な社会問題になった。
当時、私は看護婦だったが、

息子の電話が長すぎて
電話代が2万を超えて、

家にピンク電話をつけたと言う
患者さんもいた。

そのうち、
携帯電話ができて、

今度は携帯代が問題になった。
それでも、メールは助かった。

携帯電話の
恐ろしさみたいな話もあった。

たしかに
携帯を使っての犯罪も多発している。

でも反対に
携帯電話のお陰で

身元が早くに判明する事故もある。

なんだかなあ、
電話だけでもこんなに変化が早いのね。

だからこそ、
固定電話の番号で携帯に電話があると、

何事かしら、
と思ったわけだが、

そーかそーか

お姉さんなんたらも
商売だから、

固定電話の番号なわけか。

世の中は変わっても、
そー言う仕事は変わらないのだなあ、

と、
思った次第である。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役 中野むつみでした。

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