日刊せみなりーBLOG

他力の風は帆があって

更新日:2019/11/14

他力の風って、
本当に吹くのだなあ。

と、
思った話。

ハリマオウN社長と私は
稲盛和夫さんが主宰している

盛和塾で学んでいるが、
その教えの中に、

他力の風を吹かせる。
と言うのがある。

誠実に謙虚に
一生懸命仕事をしていると

必ず
他力の風が吹くと言うのだ。

誠実は自信があるが
謙虚には程遠い私には

中々他力の風は吹かず、
本当にそんなものあるのかい!

と、
傲慢に思っていたのだが、

何と!同じ盛和塾で学ぶ
柳月に吹いている!

それは、
アンバタサンというお菓子だ。

柳月の田村社長、
お許しを!

あえて言わせてほしい。

アンバタサンが発売されたとき、
それは普通の発売で、

多分普通の売れ行きだったと思うが、
ある日突然、

あらゆる店舗に
完売御礼!の張り紙が貼られ、

え?どうしたの?
と思っているうちに、

その張り紙の横に、
お一人様8個まで。の張り紙が、

これまた貼られ、
普通の時間に店舗に行っても

買うことができない状態に
なったのだ。

はて、
どうしたことかしら。

好奇心旺盛な私は、
ある日、柳月で別のお菓子を買い、

店員さんに聞いてみた。

『あのお、
出始めは普通の売れ行きだと

思ったのですが』
店員さんはニコッと笑い、

『そうなんですよ!
なんでも、朝ドラで話題になったお菓子が、

あれはアンバタサンではないか?
と噂になってそれで売れだしたのです』

何と!
自社の宣伝とは全く関係ないところで、

爆発的な売れ行きが作られたのだ。

そして、
もっと凄いのが、

『お陰様で他のお菓子も順調に売れています』
とのことだ。

あひゃあ!
ちなみに、

他力の風がいくら吹いても、
帆を張っていないと船は進まないのだ。

柳月は、
どうしても六花亭の陰になりがちだが、

地道に美味しいお菓子を追求し、
店員さんは皆さん素朴で優しい。

それが強い帆になって
他力の風を受けて進みだした感じだ。

凄いなあ。
と思ったが、

肝心のアンバタサンを
食べたことがない。

どこかで買って食べたいものだ。
と思っていたら、

思わぬところで売っていた。
一昨日、

稚内の帰りの寄った
砂川のサービスエリアだ!

あれ!ある!
キャホー!

と4個入り一箱を買った。
これが穴場というものか。

そして本日、
デパートからハリマオウN社長に言われて

広島県の同業社長様に送ったお菓子は、
もちろんアンバタサン入りの柳月のお菓子だ。

店員さん曰く、

『アンバタサンは買ってすぐ食べるとサクサク、
日を置くとしっとり、

そのままですとクリームはふんわりで、
冷蔵庫で冷やして頂くとまた違った味わいになり、

4通りの楽しみ方ができます』
なあるほど!

他力の風が吹いた柳月の店員さんは
皆さん嬉しそうだった。

あー見習おう。
誠実に謙虚に一生懸命。

まずは謙虚だなあ。
と、心を改めている。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役 中野むつみでした。

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