日刊せみなりーBLOG

ミュンヘン札幌ミルウォーキー!

更新日:2020/01/20

昨日、
サッポロビール博物館の

プレミアムコースというものに
参加した。

北海道遺産巡りの
1回目だ。

終わったら、
ビール園で交流会。

こちらは、
ビールを飲めない身なので、

いまいちだが、
レンガづくりの建物を

じっくり見たくて参加したのだが、
結果は、

建物よりも、
そのサッポロビールの歴史に

感動した。
たった何分かのビデオだと思うが、

日本初のビールが、
明治政府の命を受け、

ひとりの青年の手で
実現されたことが、

語られていたが、
その初のビールは、

今のお金にすると
一本5000円もしたという。

もちろん、
感動したのはその金額ではなく、

ひとりの青年の熱意だが、
もう一つの感動は、

その初の日本産ビールの
復刻版のお味だ。

当時のレシピ通りに
復元されていて、

このプレミアムコースの参加者だけが、
特典として、

飲むことができる。

サッポロビールの歴史では、
大昔のビール業界の統廃合で、

一時期、
サッポロビールとアサヒビールが

同じ会社になったことがある。
と聞いて、

びっくり。
そして、

その統廃合で、
東京のビール会社が作っていたエビスを

サッポロビールで
作ることになったとか、

へええ
へええ

と、
頷きながら聞く歴史の話は、

誠に
面白かった。

思うに、
どんな歴史でも、

面白いと思うようになるには、
少し年齢が必要なのかも知れない。

で、
そのプレミアムコースの最後が

復刻版のビールと
黒生ビールを頂けるのだが、

下戸になった私は、
ノンアルビールと

その復刻版を
頂くことにした。

一緒に行った夫は、
『飲めるのか?』と

不安そうに聞いたが、
いやあ、

飲めなくても
飲むでしょ。

だって、
今日以外飲めないビールだよ。

神さま、
どうか飲ませてください。

とお祈りし
頂いた。

小さなグラスに注がれたそのビールは、
琥珀色に近いだろうか。

アルコールは6%だそうだ。

どれどれ
と、

一口、ごくん。
美味しーい!

味が濃いのに
スッキリしている。

苦味が鮮明なのに
舌に残らない。

なんと美味しい!

が、
しかし、

小さなグラスとは言え、
半分近く飲んだら酔ってきた。

まずい。
で、

あとは夫に任せて、
ノンアルビールを飲んだが、

あやー
こりゃあビールじゃないわ。

復刻版の後では、
なおさら、

ビールではないことを
実感した。

あー
なんで飲めなくなったんだ!

怒りにも似た気持ち。

で、
その後のジンギスカンでは、

ノンアルビールで済ませようと
思ったが、

たくさんジンギスカンを
頂いたら、

なんだか
飲める気がする!

と、
復刻版に一番近いビールを

グラスで頂いてみたら、
飲める!

ついでに、
ハーフアンドハーフも!

キャハ!
夢か幻か。

グラスで二杯も
ビールを飲んだ!

夫は当たり前に
いっぱい飲んで酔っていたので、

久しぶりに
酔っ払い夫婦になった。

皆さま、
ぜひプレミアムコースを堪能し、

完全復刻版ビールを
お飲みあれ。

札幌はビールの都であるのだから。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役 中野むつみでした。

記事一覧