日刊せみなりーBLOG

亀の時間も

更新日:2020/01/26

ゆっくりするって、
気持ちの持ちようなのね!

と、
人生初、

気がついた。

昨夜から、
休日出勤の娘が、

孫を連れて帰ってきていた。
共教師の娘は、

夫婦して休日出勤のため、
実家に避難。

みたいな感じなのだ。
だから、

静けさという点では、
けして、

ゆっくりではなかったのだが、
朝から、

なんだか
のーんびりしていた。

洗濯機を
3回、回しても、

洗い物をしても、
昼ごはんを作っても、

時間が流れるのが遅い。
あら、

どうしたことかしら。
で、気がついたら、

時間を追っかけて
いないのだ。

かと言って、
ものごとを、

のんびりやってはいなくて、
結構サクサク進んでいる。

ただし、
溜まっているレシートを

家計簿につけるのは
明日にした。

かと言って、
追われている感はない。

一つには、
日曜日に行っていた母のホームを

昨日、行ったこと。
美容院に連れて行ったのだ。

月曜日から土曜日まで
予定を入れてしまうから、

母の訪問は、
日曜日になっていた。

それは、
もう一つの意味があって、

母の所に行かずに
休む日を作るのが、

どうにも、
申し訳ないような

気がしていたのだ。
たまに、

体の調子が悪くて、
日曜日に母を訪ねられない時、

拭い去れないような
罪悪感があったのだが、

何故だか
それが消えた。

そして、
時間が、

ゆっくり
流れているもう一つの理由は、

時間予定を立てなかったこと。
多分、これは、

ものすごーく長い間、
なかったことのような

気がする。
仕事に行く前に、

あれをして
これをして

共働きだったから、
それは習い性になり、

夫婦二人になっても、
休日でも、

時間計画を立てて、
過ごしていた。

うちの居間の時計は
20分進んでいる。

そのくらいで、
ちょうどいいのだ。

朝起きて、
時間計画を立てて、

何時までに何をして、
何時までにどこに行って、

何時のバスに乗り、
何時の地下鉄に乗る。

当たり前のことだし、
特に仕事では、

この時間管理は大事。
だけれど、

休みはこれをやっては
いけないのだなあ。

人が、
時間感覚を感じるのは、

自分の脈拍だと
聞いたことがある。

ゆったりしている人は
脈拍もゆっくり。

せかせかしている人は、
脈拍も速いらしい。

もちろん、
正常な脈拍数ならば、

ゆっくりな脈拍の方が、
体には良いはずだ。

そんなことを考えながら、
孫を連れて生協に行き、

クリーニングに出していた着物を、
貰ってきた。

叔母の形見だ。
タトウシを開け、

着物をたたみ直した。
紬は思いのほか、

柔らかかった。

ただでさえ、
ゆっくりの休日が、

もっと、
豊かな休日になった気がした。

全てが心で決まるというけれど、
まるで2日分の休みに感じた本日、

明日からは、
仕事は早く、

鼓動はゆっくりに
挑戦してみようかな。

なんて思っている。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役 中野むつみでした。

記事一覧