今日は大事な用があって、
朝から小樽に行く。

待ち合わせは、
10時半市役所だけど、

この雪だ。
JRが動くかも心配。

で、
福島行きのために、

5時半のバスに乗る夫と共に起き、
早めに出ることにした。

因みに、
何もなければ、

ベットの中からさよなら。
良妻賢母とは程遠い私。

今日は、
一応玄関で行ってらっしゃい！

外はまだ真っ暗で
除雪車がゴーンと

通っていた。
やっと冬が来た感じ。

それでも
なんだかんだで

7時半を過ぎてしまい、
慌ててバス停に向かったら、

出勤途中の
スッキリM君にばったり。

お互い
行ってらっしゃーい。

地下鉄は無事座れ、
JRも遅れてはいたけど

動いていて良かった。
小樽はどんな感じだろうか。

空いているJRも気になりつつ、
座席に座り窓の外を眺める。

朝は鈍行のみだから、
各駅停車だ。

札幌は静かな雪だったが、
銭函あたりから、

少し荒れてきた。
海は波が高いが、

それもまた
哀愁を誘う小樽の海。

冬の日本海だ。

小樽駅に降り立つと
少々観光客が少ない気がするが、

まだ、朝の9時半だから。
と、トイレに入り、

出てきたら、
おおおおおお！

コインロッカーの前は
観光客でごった返していた。

有難い。
コロナウイルスによる、

一時的な観光客減とはわかっているが、
やっぱり気になるし、

来て頂いた皆様には、
感謝である。

で、
小樽市役所に向かった。

こちらの市役所は、
市役所自体が、

歴史的建造物だ。
今も現役で使われている。

しょっちゅう来ている割には、
すぐ迷う。

あれ、
こっちの階段で良かったかな。

まずは、
本館三階に用事があるが、

その本館の
真ん中に議会があって、

階段を間違うと
目的の場所につけないのだ。

あ、で、
間違った。

まずいまずい
と、焦って向かう。

やれやれ
それでも無事間に合って、

用事も無事済んで
もう一度小樽駅へ。

朝より観光客が増えているが、
JRにすんなり座れたから、

やっぱり
観光客は減ってるのね。

お隣は、
幼児二人を連れた日本の若いご夫婦だ。

下の子どもは、
1歳児くらいだが、

窓につかまり、
荒れる日本海を見て興奮している。

『ええ？何が楽しいの？』
と、お母さんが聞くと、

満面の笑みで
海を指差していた。

外は、
雪が横殴り、

海はどボーンどボーンと
白波を立てている。

そうかあ
寒さは感じないから、

見るだけなら、
面白い景色かも知れない。

汽車は、
そのままあまり混まないまま、

札幌駅に着いた。
降りた観光客も日本人が多かった。

雪祭りに、
国内からもこれだけ来てくれるのだ。

と、
妙に嬉しい。

札幌は雪祭り、
小樽は雪灯り。

共に、
北海道の冬の祭典である。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役 中野むつみでした。