社長ブログ:時にふれてBLOG

真の創造に至る

更新日:2022/03/30

今週は46回目、120ページ「真の創造に至る」です。Hoさんに読み合わせと感想をいただきました。感想は「歴史を見ても繰り返されたことです。地動説の件も弾圧の歴史で、今は科学となり、みんな知っている。真理はどこにでもある。作業の効率化を考えるときも、発想の転換をして、科学への流れとなる。この哲学への流れは、みんな出来ると思います」と話してくれました。

私のコメントは

「発明発見のプロセスは哲学の領域だが、それが理論的に解明されたときに科学になる」、「真の創造とは…飛躍したインスピレーションから始まるのです。このインスピレーションが哲学を形成させ、これが証明され世に受け入れられてはじめて科学となるのです」と書かれてます。非情に難しい概念です。

パラダイムシフト(考え方の革命的な変化)という言葉があります。

パラダイム(paradigm)とは、特定の時代や分野において支配的な規範となる「物の見方や捉え方」のことで、科学・思想・産業・経済など、さまざまな分野で用いられています。科学分野での言葉で、天動説や地動説などを意味する場合もあるのです。規範的な考え方は、時代の変化につれて革命的・非連続的な変化を起こす場合があると考えられており、この変化はパラダイムシフトと呼ばれています。

新しい何かを作り出すということが真の創造性です。大人になるにつれて、子供の時に発揮できていた真の創造性は失われていきます。常識の範囲内で仕事に取り組んでこそ、立派な社会人となれます。しかし、その代償として、真の創造性を発揮する機会がなくなってしまうのです。過去の前例にとらわれず、新しい方法で仕事にチャレンジする態度を取るようにすれば、子どものときに持っていた真の創造性が再び伸び始めるでしょう。アメリカの科学史家クーンが著書『科学革命の構造』(1962)で特殊な用い方をした単語およびその概念。ニュートン力学からアインシュタイン相対論へのパラダイム変換はそのような科学革命の例である。と説明しています。

今課題としてあるDX(デシタルトランスフォーメーション)も業態・仕事のデシタル変革も、この哲学の領域で、苦悩する中で「神の啓示」が有るのかもしれません。我々は、まだ理解さえもしていません。

今回の概念は非常に難しいです。何を言いたいのかも解りません。一生懸命に仕事をして考え抜く中で、何かが見えてくると言うことなのでしょうか。この本も、みんなが人間性を高めていく中で経営を伸ばすのですとの意味です。経営と人間性を結びつけています。表裏一体、必要性の概念です。「経営には哲学が必要」との勉強会の実践です。と話しました。

その後、Hoさんの議論の中でHoさんは「誰にでも簡単に真の創造は(インスピレーション)できる」、私は「一生懸命仕事をし、苦悩する中でこそ『神の啓示』がありインスピレーションできる」と話し、他の三人の社員に感想を振りました。「社長は難しい概念だと話しましたが、もっと単純なことではないか、哲学と強調することはないのでは」、「仕事を効率化しょうと思うときに、色々考えていて発想するときもあります」「社長は哲学を強調したが、もっと単純な考え方で良いのでは」と意見が出ました。どの意見も正解と考えさせられました。

 

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