社長ブログ:時にふれてBLOG

「見える」まで考える

更新日:2022/05/17

今週は51回目、130ページ『「見える」まで考える』です。Ooさんに読み合わせと感想をお願いしました。感想は『難しい、どう理解するか解らない。開発局のとき、50人ほどの研修会で講師をした。「上司は何もしてくれない」と意見が出され、私は「皆さんが前例をつくらなければならない」と話しました。補償の理論は正当なものが必要です。発注者と関係者に理解されることが必要です。生活再建が出来るものであり、一般常識とリンクすることが必要です。こういう補償内容が見えてくるという事かと思いました。話は変わるが、道新で丘珠空港の延伸、北西に200m、南東に100m延伸計画の記事があった。用地補償の仕事が出てくると考えた。』と話してくれました。

私のコメントは、『「夢みたいなことを、…まだ、やってもいないことまでが、『やれる』という自信に変わったときにはじめて、『見える』ということになるのです。それは、テーマをどこまで深く、どれだけ長く考えているかによります」と書かれています。

このテーマで検索すると、次の書き込みがありました。

「やりたいことを毎日想像しているうちに、やがてはっきり見えるようになるそうです。そうなると夢と現実との境がなくなり、やれるという自信がはっきりと浮かび上がってくるそうです」とこれはまさに「引き寄せの法則」の実践で、似たようなことは多くの著名人が言っています」と「引き寄せの法則」を紹介しています。

稲盛和夫さんの第二電電のエピソードがあります。「森山さん(元通産省幹部の第二電電社長)は、本当にこれで競合他社と互角に戦えるのだろうかと悩み、ときには『会長、もう駄目です』と、弱音を吐く。私はそんな森山さんを捕まえては一杯飲みに連れて行って励ましていました。私には鮮明に第二電電の将来の姿が見えていたのです。実際、第二電電は、私が森山さんに話していた通りの道をたどって行きました。会社の規模も、売上げも、進捗状況も、そして上場する時期も、まさにその通りになりました。自分でも恐ろしいような気がします」というものです。

「引き寄せの法則」は、知っているかどうかに関わらず、いつでもどこでもすべての人の人生に働いている法則です。それは、一言でいうと、「心で思っていることが引き寄せられる」という法則です。逆にいえば、あなたの周りにあるものは、すべてあなたが引き寄せたものです。

プラシーボ効果とは、病気の人に、実際には薬ではないものを薬と言って与えても、30〜40%の人に効果が出ることで、1955年にヘンリー・ビーチャーが提唱したものです。昔から「病は気から」と言われるように、心だけで肉体に効果が出ることがあります。

カラーバス効果というのは、脳は意識したものを見るというものです。たとえば、今すぐ目をつぶって、周囲に赤いものがあったかどうか、思い出してみてください。次に目をあけて、赤いものを探すと、たくさん見つかります。脳は、意識しないと見えないのです。

同じように、聴覚では、騒がしい雑音の中でも、自分の名前を呼ばれたり、関心のある相手の声だけは、明瞭に聞き取れるのは、「カクテルパーティー効果」といわれます。これは脳の中の「網様体賦活系(もうようたいふかつけい)」というところで、関心のないものをフィルタリングして、関心のあるものだけを認識するのです。ですから、脳は、意識を向けないと働きません。何かを実現する以前の問題です。心に思い描いて、意識を向けることによって、動き始めるのです。

つまり、思いが大事で、どこまで深く、どれだけ長く考えているかによって、『カラーで見えてくる』ということと理解しました。今期当社は、若い新人が入り、事務のベテランが入りました。近い将来に技術のベテランが入ってくる予定です。事業には人財が必要です。当社の経営理念及び経営目標の実現がカラーで見えてくるまで考え抜かなければなりません。

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