社長ブログ:時にふれてBLOG

裏づけを持ってチャレンジする

更新日:2022/06/06

今週は第54回目、136ページ「裏づけを持ってチャレンジする」です。Miさんに読み合わせと感想をお願いしていました。感想は『チャレンジするための資格として、資金力、耐力、覚悟などが言われていますが、京セラを立ち上げたときの稲盛和夫さんは、どうだったのかと思いました。先だっての株主総会に資料をつくりました。会社としてはまだまだ「揺るぎない資金力」といえるまでにはなっていません。これから経理として勉強をしていきたい。』と話してくれました。(京セラ立ち上げ時は資金力も何も無く、この話は第二電電立ち上げの時の実践ですと答えました)

私のコメントは、『「挑戦、チャレンジというのは…リスクに耐えうるだけの裏づけ、困難に立ち向かう勇気、苦労もいとわない忍耐努力などの要素を備えてはじめて口にできる」、 「企業経営において…資金力と、豊かな財務内容…。個人においても…動じない信念と、ひたむきな日々の努力、…培われた確かな能力が必要です」と書かれています。

企業経営において、チャレンジし、イノベーション(変革・革新)を起こすには、徹底した精神的準備と財政的裏付けが必要としてます。精神的準備は、信念と勇気、努力、培われた能力です。財政的裏付けとは、どんな危機に遭遇しても安全運行できる資金力となります。

これは稲盛和夫さんが第二電電(今のKDDI)を立ち上げるときに「1,500億円の内部留保があり、そのうち1,000億円使わせてほしい」と言わせた財政的裏付けがあり、国民に電話料金を安くするという大義と信念、その考え方に共鳴した社員が誰にも負けないほど一生懸命努力したからこそ、第二電電は成長を続け、今日のKDDIの姿があるのです。稲盛和夫さんの裏付けを持ってのチャレンジの実践でした。

当社の理念は、一つは、補償コンサルタントの仕事は公共事業に資することで国民の福祉の増進に寄与する意義を説いています。二つ目は、ゆるぎない経営力をつけて社員の豊かな生活を実現して社会貢献するとしています。みんなが納得する大義を謳っています。揺るぎない経営力をつけて従業員の幸せを実現します。昨年度は15%以上の総売上経常利益率を達成して、これで9期連続して高利率を達成してきていますが、まだ揺るぎない経営力には届いていません。

「北海道一の、日本一の補償コンサルタントに」という壮大な夢のチャレンジには、ここで言われている「豊かな財務内容」と「動じない信念」、「日々の努力」、「確かな能力」が必要なのです。また、経営者には「困難に立ち向かう勇気」と「苦労をいとわない忍耐努力」を備えることが言われています。

「人生はどちらかです。勇気をもって挑むか、棒にふるか」。視覚と聴覚の重複障害で苦しんできたヘレン・ケラーの名言です。家庭教師として寄り添ったサリバン先生の導きで言葉の概念を知り、世界へ施しを与えられる人として大きく成長しました。彼女がサリバン先生と出会わなかったら人生を棒に振っていたことでしょう。また、勇気をもって挑むことを教えてくれた人がいたからこそ、いまでも名前が残されています』と話しました。

他に感想を振ると、Mgさんが『こんな資金力等があれば良いなぁと思います。それは長い期間の中で培われてきたものと思う。私は還暦を過ぎて、新たなチャレンジは厳しいと思った』と話してくれました。(私は、「人生100年時代」が来たと言われています。80才までは現役でいて下さいと答えました)

 

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