日刊せみなりーBLOG
弥生は卒業の季節ですが・・・
更新日:2009/03/23
看護婦時代、医師から家族への辛い告知に同席する事が ままあった。
愛する家族の余命を聞かされ泣き崩れる妻たちに、
『しっかりしましょう。』と言わなければならない立場なのに・・・
いつも、私の方が泣きそうになり、家族の肩にそ~と手をかけるのが精一杯だった。
(プロ意識が足りないな~)と反省するが・・涙もろいは治らない。
うちの三姉妹が通った小学校には特殊クラス“つぼみ学級”があり、障がいを持った子ども達が共に学んでいた。
二女が6年生の3月、クラスの親子お別れ会には 同じ6年生のつぼみ学級のA君とお母さんも一緒に参加した。
全てのお母さんが自分の子ども達に 子育てをしながら感じている事、思いを短く話す事になった。
私が代表で代読する事になったのだが・・・
やっぱり やばかった。
どうにか クラスのお母さん達の言葉は言えたのだが、A君のお母さんの言葉は ・・・・どうしても・・言えない。
周りのお母さんが『ナカノ・・がんばれ!』と 励ましてくれるのだが・・・
結局、見かねた隣のお母さんが 読んでくれた。
“Aちゃん・・みんなと 修学旅行にいけてよかったね。・・大きなお風呂に入れてよかったね・・・”
子ども達も、お母さんも、先生もみんな 泣いた。
子どもを持つ母親の気持ちは みんな 一緒だ。
あ~・・思い出したら また 泣けた・・・・・。
涙もろいは 漢方的には 気虚のせいらしい・・・
『むつみさんのは年のせいですよ!』
えっ!・・だれじゃい・・・言った職員は・・(`_´)!