『むつみさ～ん、ブラインドを降ろしてもいいですか、光って見えにくいんです。』

み～～～んな出張に出かけ、スノーマンK君と留守番をしていた時の事。

うちの会社の事務所は二階にある。

南・東・西に大きな窓があり、北は細い縦長光取り窓があるだけ。

西にある大きな窓の向こうにはお隣のお庭、桜の季節には満開の桜に手が届きそうだ。

『あ・やっぱり眩しいか～いいよ。閉めて。』

今年は桜も遅く、まだ蕾も硬い時だった。

私は高所恐怖症だが、軽く閉所恐怖症もあるみたいだ。

一人でエレベーターに乗れなくはないが、余り好きではない。

洞窟風呂は息が詰まる。天井が低い窓のない温泉も長く入っていられない。

外と繋がっていて、光が入る所があずましい。

だから、会社の中も出来れば全部のブラインドを開けたいのだが、

『パソコンの画面が見えにくいからやめてください。』と、職員に怒られる。

そうですね。と納得し、電気をつける。

もちろん、一人で仕事をするときは全てのブラインドを開け、

外の景色を独り占め！

だが、ほとんど一人の時はないか～

でも、不思議・・・

居酒屋は狭くても平気、っていうか狭いほうが好きだ。

明るいとこより、少し薄暗いほうがいいかも・・・

へんだな、昼だけ閉所恐怖症に・・・なるのかな・・・・