『わ～今日のご飯、アスパラの炒め物だ～』

残業晩御飯のおかずにアスパラの炒め物をつくった。

『今年は、アスパラが高いと思わない？』

主婦のチェックマンA子さんは、値段に敏感！

『アスパラって一本まんま、茹でるといいんだ～とこの間気付いたんですよ～』

ビベロYちゃんもアスパラが好きらしい。

『あれ？みんな一本まんま茹でないんですか？

うちはいつも一本まんま出されましたよ。』

スノーマンK君の家は随分贅沢だね～。

でも、そうなのだ！

アスパラは、一本まんま茹でて、その後下の皮を剥く。

甘みが逃げずに美味しいのだ。

『え？皮を剥くんですか？うちはそのまんまだわ』

『うん、うちも』

いえいえ、私も若いうちは剥いていませんでしたが、

年とともに、皮が気にかかるようになったんですよ・・

とは言わず、『剥いても美味しいよ～』と話を微妙にずらす。

硬いもの、筋のあるものが苦手にドンドンなっていく。

『家庭菜園を始めたんですけど、アスパラも植えようかなと・・』

カッコマンH君も大のアスパラ好き、

居酒屋にアスパラ炒めがあったら、必ず頼む。

『アスパラを植えるんだったら、自宅のすぐ側じゃないとだめだよ』

『もしかして、伸びるのが早いから？』

メタボ諦めH常務の庭にはアスパラがあるらしい。

『そう、この天気で一日で5センチ位伸びるの、昨日は家族で天ぷらにした。』

あら！いいわね。

『アスパラは柔らかいところでポキッておる。

そしたらツーって水が落ちる。それが甘くて美味しいんだ～』

やっぱり、採りたてだよね。

『美味しいアスパラにするためには、

採った後のアスパラはモコモコにしたほうがいいんだよ。』

収穫時期が終わったアスパラは伸び放題の、モサモサ薄黄緑になっているが、

意味があったのか。

『あ・そうなんですか？あの姿が必要なんですか？それって微妙・・』

カッコマンH君の美的センスにはあの姿は、確かに微妙・・

どんどん、アスパラが食べたくなってきた。

食べたい・・食べたい・・

私は、美味しいアスパラを人から貰って食べたい・・・

あああ・・・食べたい・・誰か取り立てアスパラを持ってきてくれないかしら・・

茹でて、皮を剥いて・・・・だめ？