『人間尊重経営をめざして・・と言うテーマで話してみませんか・』

ある日、むつみさんのところに、講演依頼があった。

『え～～～～～～～～～！！！！！！！！！！！！！この私がですか？』

『そう・・・むつみ節でお願いします。』

困った。。。。。。。

困りすぎて、会社内でこのテーマを口にする事さえ、憚れた。

『どうしよう・・・何を言おう・・・

休みもなく働いて、朝会社に来て“ただいま～”という職員さえ居る始末なのに・・』

と思ったが、なんでも挑戦！が今年のテーマ。

『今年は何でも引き受けますよ。断りません。』

と言った手前・・・・・仕方なく引き受けた。

それにしても・・・・

私は、なんでも、朝、目が覚めると、“あ！そうだ！こうしよう！”と思いつく。

これは、私だけでなく脳がそう出来ているらしいが・・・

この時も、『そうだ！うち以外の会社も紹介して話そう！』

土曜日の朝、目が覚めた途端だった。

前日の勉強会でご一緒した2社の社長さんの言葉の中に、

“社員を守る”“社員を包み込む”事に熱いものを感じたのだ。

違う勉強会でご一緒した旭川の会社さんも紹介しよう・・

心は急に躍りだし、

ルンルランラと小躍りしながら“会社訪問のお願い”メールをした。

3社とも快く会社訪問を受けてくださり、昨日その中の2社を訪問した。

“社員を守る！”事に熱い“(有)トライアド”さんの三原社長。

“社員を包み込む”事に熱い“㈱メディア”の小林社長。

それぞれのお話の中に、なんでそう強く思うようになり、また実践しているのか、

それぞれの会社の歴史があり・・・

聞いている私は思わず泣きそうになった。

（すごい！すごすぎる！

でも、これをどうやって纏めて熱く語るのか・・・困った。。。。）

やれやれ、思いつきは良かったが・・実践は難しい・・・。

なんだか“人間尊重経営を目指して”なんて、大それたテーマが頭にあると、

いつもの、“人に厳しく、自分に優しい”むつみさんの調子が狂う。

『暑いんでしょうお～冷房、入れたらあ～』と変に優しくなり、

自分は毛布に包まっている。

やれやれ、早く講演終わらして、いつもの自分に戻りたい。

え？そういうことでない？