『おい！またうちだぞ！何している！！！』

マンションのドアを開けるなり、夫が怒鳴った。

『なに？どうしたの？』

『また、マンションの火災報知器が鳴っているぞ～うちだ！』

えええええええええええええ？！

（確かにオーブンで肉を焼き、掃除がきちんとされていないオーブンだから、

蓋を開けたら煙が出たが、換気扇を回し居間の窓も全開なのに、

なんで火災報知器が鳴るの？？？？）

しばらくして、管理会社の方が見えられた。

『廊下の火災報知器が鳴っています。台所ではありません。』

？廊下？そういえば、煙がなぜか廊下に流れる。

『だって、換気扇を回していたのよ～』

『回していたなら、煙が廊下に行くわけがない・・』と、夫・・

『だから、回していたんだって～、だいち、誰のお肉を焼いていたと思っているの？

もう、あったま、きた・・・もう、お肉は焼かない！』

不毛な夫婦喧嘩が続いたが、はて・・・・

よく考えると、換気扇が回っていたにも関わらず、煙が廊下に行くとは、

換気扇が機能していないということか・・・・

『よく考えると、うちだけがすぐ火災報知器が鳴るのはおかしくない？』

音だけは、すんごくうるさい換気扇だけど・・・

四年前までは毎年ダスキンさんに換気扇の掃除をして貰っていたが、

『奥さん、全く汚れていないので、掃除はそんなにしなくていいですよ』

と、言われ・・その後夫婦二人で外食も多く、掃除はしていなかった。

でも、煙を吸わなくなるほど、汚れが溜まっているとは思えない。

・・・・・・・・・・

（そうだ！ちっちゃい事から大きなリフォームまで、

全てお任せのコンフィー伊藤社長に聞いてみよう！）

リフォームを考える女性たちの会のメンバー建築士の伊藤社長に電話した。

『まず、風量を見るからティッシュを換気扇の下に持ってきて・・

どう？吸い付く？』

あれ？よっぽど近づけないと・・ティッシュはふわ～と落ちてくる・・

あららららら・・・

『それは、吸い込む風量が足りないね。

換気扇の器械そのものに問題があることもあるけど、

ダクトが途中で外れていることもあるからね。

天井の点検口から覗いてみて～』

なあるほど～・・

うちの会社は、基礎やらコンクリートやら外壁・屋根なんかをしっかり調べるけど、

ついつい、家庭の換気扇の機能なんて当たり前にあると思っていた。

な～るなるほど、納得だ・・・

『ねえ～天井点検口から、覗いて見てよ～』

不毛な夫婦喧嘩より、原因の追究の方が大切か～

良い友を持って、幸せだ～。。。。。。。。。