残暑厳しい土日に、現場に行った。

場所は木古内、道南地方・・

ラガーマンM君、ビベロYちゃん、とむつみさん・・

木古内のそれも町からちょっと行った農業地帯だ。

稲作が主で、もうすぐ黄金色になりそうな稲穂が一杯風に揺れていた。

『このビニールハウスの作物は販売用ですよね？』

『違うんじゃない、これだけでは商売にならないでしょう』

なんて、ビベロYちゃんと話しながら見ているハウスの中では、

なすびがピッカピッカの紫色で生っていた。

『昨日は、なすびをあげるかい？って言われたけど、

ホテルに帰ると言ったら残念ねって・・・俺、なすび大好きなんですよ～』

ラガーマンM君は本当に残念そうに、ビニールハウスの中のなすびを見ていた。

むつみさんは、なすびはどうでもいいが、トマトが好きである。

それも、採れたてのトマト・・

おいしい・・・・・

夏場の農業地域の調査に行くと、どうしてもトマトに目が行く。

本職が作ったトマトは美味しい・・素人の畑仕事との差を見せ付けられる。

『あ～～～見てみて、美味しそうだよ、あのトマト・・

中々さ～“好きなだけ採って食べなさい！”って言ってくれる人に、

合わないんだよな～これが・・』

当たり前だろう！と言われそうだが・・・

なんて三人で歩きながら、野菜談義移動・・・

最後のおうちでラガーマンM君とビベロYちゃんがヒヤリングをしている間、

（喉が渇いた～暑い～）と、むつみさんは、一人車の整理をしていたら・・・

『奥さん、これ食べて～うちじゃもう飽きちゃって・・無農薬だよ～』

そこの奥様が採れたて（というより私達のために採った）トマトを持ってきてくれた。

えええええ！いいんですか～？

全く期待していなっかた時に出された、採れたてトマト！

『ありがとうございます』　早速、パクリ！

おいしい～～～～～！！！！

（喉の渇きは水より、トマト！）

大口開けてかぶりついていたら、

その奥様は今度は、きゅうりとなすびを持ってきてくれた。

いや～～すみません！

戻ってきたラガーマンM君、『あ！なすびだ！なすびだ！』

私達の嬉しさの表現が素晴らしかったのか、その後奥様がおっしゃった。

『あそこに、ミニトマトがうわさっているから、

好きなだけ食べてお土産にも持っていきなさい。』

（いいんですか～）と三人の顔はほころび、いざ、畑へ・・・

『これ、何とかって言うトマトですよね～』

ビベロYちゃんの言うとおり、楕円形のなんたらトマトの美味しかった事！

本当に甘い！あ！こっちの方が赤いよ！あ！美味しい～

生り物は反対側が良く見える。あっちに回り、こっちに回り・・・

口にパクリ！袋にポン・・・いやあ～堪能した。

奥様、ご主人様に頭を下げ、うちの車で猫3匹を轢かないように気をつけて、

いざ、発進！

『なんでも、願いは思えば叶うものだね～それも口に出して言った方がいいみたい！』

あ・・・・もしかして・・・・・

むつみさんの声が聞こえていたのか・・・ひえ～～～～！恥ずかしい～～～！