日刊せみなりーBLOG
新しい仲間・・
更新日:2010/10/27
“リフォームを考える女性達の会”のセミナーが開かれた。
設計事務所コンフィーの伊藤さん、プランドゥリフォームの矢板橋さん、そして私の三人で始めた会だが、毎回色々な女性が講師になり中々好評なセミナーなのだ。
3年目に突入した今回のセミナー、テーマは・・
“結露と暖房”・・・
中々難しいテーマだが、今回の講師はピーエス株式会社の弘田さん。
弘田さんは初めにピシッと言った。
『空気は一定の寒いところに接すると結露を起こすものと思ってください。』
素敵なパネルヒーターをつくっている会社の“温度と湿度”の女性研究者だ。
『暖かい、寒い、乾燥している、湿っているは個々人の感覚に左右されるところが大きいのです。例えば、部屋の温度が24度でも壁の温度が12度だったら、そこに空気の動きが出来て寒い感じがしたりします。壁・天井・床の温度も大切です。』
どんなに乾燥して温められた空気でも、
冷たい壁・窓に接するとあっという間に結露になる。
このセミナーは札幌市民ホールの会議室で行われたが、
弘田さんは最新式の物の熱を測る機器で壁・天井・床の温度を測った。
『室温は22.5度です。壁は22度、床も22度、天井はチョッと高くて26度ですね。
新しい建物ですから、とても機密性断熱性が高いですね。
この状態では結露は起きません。温度差が結露を起こします。』
換気についての質問も多く出たが、
『どんなところでも室内より外の方が空気は綺麗です。
別に森林でなくてもいいのです。
人が暮らしている室内は汚れてきます。
ほんのチョッとでいいから窓を開けてください。
それだけで、ムンとした空気が綺麗になります。』
『暖房器具の差で結露が出来る出来ないというのは余り関係ありません。』
とかく、湿度を高くする暖房機があるような気がするのだが、
暖房機そのものの違いで結露は出来ない。
後は暮らし方だ。
『今の家は高気密高断熱なので、
中には薪ストーブを趣味でつけた方はわざわざ空気を入れる所を作ったりします。』
へえ~・・・そうなんだ~
窓下暖房で窓の温度を上げて結露を予防したり、
窓からの冷機を遮断したりする方法が今風。
チョッと難しかったが、とても納得できる内容で、参加者の皆さんも満足されたようだ。
むつみさんもとても勉強になった。
そして、働く好きな若い女性と知り合えたのも嬉しかった。
『弘田さん、今度飲み会を開くので参加してください!』
これでまた、“家”を楽しく素敵に快適に暮らす為の仲間が増えた。
忘年会は盛り上がりますぞ~