日刊せみなりーBLOG
スルメの味・・
更新日:2010/12/07
ただいま~と会社に戻ったら・・・
(あららら・・・・なぜか・・スルメをあぶった臭いがする。)
絶対これはスルメだ・・・
と、目の前に座っているビベロYちゃんを見たら、
スルメをしゃぶっていた。
『どうしたの?』
『中標津のお土産です。』
先日、中標津の調査に行った時貰ってきたらしい・・
私も早速・・頂きましたが・・美味しい・・
『あ~胃が悪いのに止められない、この味・・』
久しぶりに食べたスルメだが、昔の味がした。
近頃のビニール袋に入ったスルメではない味だ。
むつみさんは室蘭の看護学校を卒業しているのだが、
室蘭工業大学のサークルに入っていた。
週末は室工大の近くのスナックへ・・
学生相手のそのスナックには気さくで学生思いのママがいた。
仲間達と歌ったり、騒いだり・・そして 語り合うのは・・
恋の話や恋の話・・サークル運営や恋の話・・
残念ながら常に人の恋の話だったが・・
そのママは学生達の話には入らないが、困っている時は何気に助言をしてくれる。
そして、つまみはいつも、『ママ、あたりめ!』
スルメは“する”で縁起が悪いから、“あたりめ!”
『ちょっと待ってて・・・今 あぶるから・・』
スナックの小さなコンロで、するめを炙り、『あちちあちち』と言いながら、裂いてくれる。
そういえば、近頃のスナックはあたりめを出さないような気がする。
確かに、におうから・・・
『本当にこのスルメ、美味しいね。学生時代に食べた味だわ・・』
『思い出の味なんですね・・』
ビベロYちゃんがスルメをしゃぶりながら言った。
そうだった。
むつみさんの学生時代の懐かしい味だった。