日刊せみなりーBLOG
家は合意で・・・
更新日:2010/12/15
年末調整の季節に入った。
『13日までに保険・住宅購入控除などの必要書類を提出して下さい!』
チェックマンA子さんの優しい声が響く。
優しすぎるので、必ず持ってこない職員がいるが、
『大丈夫です。少し余裕を持っています。』
やれやれだ。自宅を購入している社員が多いから年末調整は大きい、
『まったく~大損しますぞ~』
自宅購入はやっぱり大きな夢だろう。
近頃、中古住宅の検査の話をさせていただくことが多いので、相談も増えた。
“中古住宅を購入する時の注意点はなんですか?”
当たり前に検査は進めるが、それ以外でも大切な事が一杯ある。
まず、結婚して家庭を持っている人の場合、
一番は“家族の意見は一致していますか?”だ。
夫だけが中古住宅がいいと思っている場合、逆に妻だけがいいと思っている場合、
検査結果に良くないことが出た時、“だから、言ったじゃない!言ったでしょう!”
となり、前に進まなくなる。
また、例え購入資金が一緒でも中古住宅を買う理由が、
安さを追求したい夫と安く買って良いリフォームをしたい妻だと、
“これ位新しかったら何もリフォームしないで住めるぞ~”と言う夫と、
“何言ってるの!キッチン、お風呂、トイレは変えるのよ~”と言う妻と・・決められない。
次に、中古住宅を選ぶ長所に“地域を選択しやすい”があるが、
“なぜ、そこに住みたいのか意見は一致していますか?”だ。
“私は子どもの進学を考えて文教地域に住みたいの!”“通勤が一番!”
せっかく、検査をして良い物件があったのに・・流れる事もある。
(親の近くも多いがこれはもっと夫婦の話し合いが重要・・だす)
(因みに、新築でもこれらは考慮されるが、圧倒的にお金が優先!だって高額だから)
これらの事がお互い理解されているようでも、次に具体的リフォームになると、
“一番は家の頑丈さ”と言う夫、
“今まで壊れていないんだから、それより見かけ”と言う妻。
いやはや、もっと一杯ありまする。
不思議に中古住宅はそこに建物が存在している為か、
買う時もリフォームする時も夫婦の不合意が表面化しやすいような気がする。
そんなご夫婦の考え方のお手伝いをした方がいいかなと近頃考える。
なんでも夫婦の認識の合意が必要だ。
『チェックマンA子さん、みんなに言っても書類を持ってこないなら奥様達にメールしたら?』
それは合意でも、家族円満のお手伝いでもないって?
そうです。これは脅迫です。・・・早く持ってきてね・・・