日刊せみなりーBLOG

小児科医・・

更新日:2011/01/04

『娘のSのアレルギーの負荷検査がありました。

今まで食べられなかった卵を少しずつ食べ、半日掛けて検査をしました。

Sは美味しそうに食べていました。結果は大丈夫!

その姿を見ていたら、嬉しくて自分が半べそをかいていました。

妻のRを見たらRもはんべそをかいていました。親ってこんなんなんですね。』

朝会でのカッコマンH君の話・・・・

カッコマンH君の愛娘Sちゃんはアレルギーの強い子だった。

『家では俺も妻のRも卵を食べないようにしていたんです。

“卵ってどんな味?”って聞くんですよ~』

小さい頃はもっと食べられないものがあった。

自分の子どもが食べ物を我慢している姿を、親は見ているのも辛いものだ。

 

Sちゃんが受診している病院の先生は《渡辺一彦先生》。

アレルギーの先生として有名だが、一般小児科医としても立派な先生だ。

偶然だが、うちの次女が大病をした時助けてくれた先生。

次女の病気は200万人に一人、という非常に珍しい病気だった。

診断が難しく、手遅れになった人たちが一杯いる。

今でも、受診したときの様子をはっきり覚えているが、

一彦先生は、『う~~~~ん、これはなんだ・・これはなんだ・・わかった!』

その時の先生の頭の中は、先生が知っている全ての知識がぐるぐる回り、

ひらめきを導き出したという感じだった。

むつみさんはその当時看護婦をしていたが、その病名は知らなかった。

次女には大変辛い病気だったが適切な治療で元気になった。

今、次女は家庭を持ち二児の母、小学校の教師をしている。

 

子どもは宝だ。

その子どもを治療してくれる小児科医は神様に近い。

今、過密労働のために小児科医は不足していると言うが、

一彦先生のような、腕と心のある先生が沢山いる社会をせつに願う。

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