日刊せみなりーBLOG

親・親・親・・・

更新日:2011/01/07

釧路出身のビベロYちゃんが少し長い正月休みを終えて、出勤してきた。

『みなさんより少し長い正月休みありがとうございました。

釧路にいる間、上げ膳据え膳で久しぶりにゆっくりした感じです。』

釧路高専を卒業し、20歳でうちの会社に入社、

今年2年目のビベロYちゃんは札幌でひとり暮らしだ。

残業・出張が多くて、『洗濯が追いつかない~』

『掃除が出来なくて酷い事になっている~』

『ご飯がつくれない~』

等など、親元を離れて奮闘している。

病気の時は頼る人もいなくて、一人部屋で寝ている心細さは・・

一人暮らしの経験者でなければわからないだろうな~

そんなビベロYちゃんが年2回ゆっくり出来るのは、夏休みと正月休み・・

親御さんもきっと首を長くして待っているでしょう。

私の持論は、子どもは親元を離れて、経済面・精神面・生活面で自立すべし!だった。

その為、3人の娘を本州の大学に行かせた。

経済面はともかくとして、まずは精神面・生活面の自立をさせたかった。

が、しかし、精神面の自立は親のほうに求められた・・・

かわいそう・・・寂しいでしょう・・・大丈夫かしら・・・・

かわいそうなのも、寂しいのも、大丈夫?なのも自分の方だ。

なので、帰省してくると・・・何食べたい?洗濯をしておくよ・・洗物はいいから・・

となる。

長女と次女はそれぞれ、愛知県・長野県で就職結婚出産をしたので、

その思いは強くなり、帰省してくると・・・

何食べたい?洗濯をしておくよ・・洗物はいいから・・は5乗くらいになる。

娘達も、そのわずかな時間を楽しみに日々頑張って暮らしている。

『親は馬鹿だから、帰ってくると上げ膳据え膳にしてしまうのよ~』

ビベロYちゃんの親御さんの気持ちが手に取るようにわかる。

《まだ、21歳なのに・・こんなに頑張って・・》

その気持ちが、『なにもしなくていいから、ゆっくりしなさい、何食べたい?』

と、なるのだ。

ビベロYちゃんもうちの娘達も、経済面・生活面・精神面で自立しているが、

たまに帰って甘えられる実家があることで、次のエネルギーを補充する。

そして、親も《まだ、何かしてやれる》、がんばろう~と思う。

この年になって初めて分かる事って意外に多い。

『この断熱材の積算、どう思いますか?チェックマンA子さん?』

ビベロYちゃんは、もう働く女性の顔になっている。

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