『家にミシンがあったので、
Sの小学校に持っていく手提げ袋は、俺が作ることにしたんですよ～』

カッコマンH君の愛娘Sちゃんは4月から新一年生だ。

『上靴は裏が白じゃないとだめなので随分店を捜しました。』

入学準備で嬉しい忙しさのカッコマンH君だが・・

『裁縫も出来るの？』
チェックマンA子さんもビックリ！

『うん、俺、好きだね・・物を作るのは・・』

カッコマンH君は器用だ・・
そして、几帳面・・・・

『ほら、売っているものって・・何か今ひとつじゃない、
自分で作ったほうがピッタリしたものが出来るでしょ。』

そうだけど・・

『そういえば、会社のスキーに一緒に行ったうちの次女がビックリしていたわ』

何年か前、スキー場でSちゃんと雪遊びをしていたカッコマンH君・・
作ったのは【我が家】・・

『トイレは洋式トイレで本物そっくり！蓋も上げた形になっていて、
おまけに、ピカピカに削られて磨かれていたの！』

うちの次女はその精巧さと几帳面さに驚いたそうだ。

それにしても、羨ましい・・・
いやいや・・几帳面さが羨ましいのでは・・ない。

器用さ・・・器用さが羨ましい！

これほどの不器用な人間はいない！というほど・・
不器用なわたし・・・・・

ミシンどころか、我が家には裁縫箱さえない。

結婚した時　一応揃えたけど、
あまりにも使わない為・・・

気が付いたら・・・なくなっていた。

お陰で子ども達も夫も、
それぞれソーイングセットを持ち・・自分の事は自分でする。

自立した人間になりました。

え？私の服のボタン？
どうしているって？

ふふ・・
カッコマンH君を・・お持ち帰りしたい、むつみさんだ。