日刊せみなりーBLOG

仙台物語その②

更新日:2011/06/04

むつみさんとメタボ脱出H常務が仙台から帰ってきた翌日、

むつみさんの役目は、

『カッコマンH君、
3週間仙台に行って被災状況調査の助っ人をお願い~』

という事。

カッコマンH君は仕事熱心だが、
家庭も守るマイホームパパでもある。

『連休中はずっと家の手入れです』

マイホームを購入したばかりで、
保母さんの優しい愛妻Rちゃんと愛くるしい愛娘Sちゃん6歳の3人暮らし。

『ええええ!3週間ですか?わかりました』

とは言ってくれたものの、
流石、仙台3週間コースはビックリだったようだ。

その次の日、カッコマンH君はみんなに言った。

『ゆうべRとSに話したら、Sがわんわん泣いて・・

仙台で震災で困っている人の手助けをしに行くのだから、
我慢してって言ったんだけど・・

俺ホンとむつみさんに電話して断わろうかなんて思っていたら、

Sがね、
急に自分の部屋から、お小遣いを貯めただらせんをいっぱい持ってきて、

仙台で悲しい思いをしている子ども達に渡してって・・
もう俺もRもおいおい泣いたよ~』

なんか聞いていた私も、おいおい泣きそうだった。

小学校1年生のSちゃんは、
震災で悲しい思いをしている自分と同じ子どもの事が、理解できるのだろう。

『仙台にフェリーで行くには時間がかかるけど、
日曜日に行って着いたらすぐ仕事は大変でしょ?土曜日から行く?』

当たり前にカッコマンH君は日曜日出発を選びました。
そうだよね、家族と一緒にいたいよね。

Sちゃん、しばらくパパを借りるけど、ごめんね。
パパの力が仙台には必要なの。

Sちゃんの感受性の強い優しい顔が目に浮かんだ。

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