日刊せみなりーBLOG

編集者・・・

更新日:2011/06/24

浅田次郎や阿川佐和子のエッセイを読んでいると、
『編集者の指摘があり・・』『編集者の・・・』

と言うくだりがあり・・

あら・・有名作家の文章に、
うんぬんかんぬん・・言うなんて凄い!

と思ったが、世の中はそういうものらしい。

若い頃、看護学会の発表文章を作り、先輩に見てもらった。

『ここはこういう言い回しだと意味が違ってくるから、
こういう方がいいんじゃない』

気が付いたら、
自分が書いた文章とは全く違ったものになっていた。

年月がたち、仕事も変わり文章を書く事も減ってきたが、
先日久しぶりに、“字数決まり!”文章を書いた。

中小企業家同友会の女性経営者全国交流会の参加感想だ。
『13段50行でお願いします』

ふむふむ・・・
書いたが何となく・・・腑に落ちなかったが・・まあ、いいか・・

で、送信!

暫くして、佐藤事務局長から、
『少し手を加えさせて頂きました。ご確認下さい。』

どれどれ・・・あら!まあ!

私の文章は私のままなのに、
腑に落ちなかった言い回しが、

・・・・腑に落ちるようになっていた。

こういうのが・・編集者の役割なんだ。
やけに実感!

ふと見ると、私の横で、
文章マシーンA子さんが、メタボ脱出H常務に言っていた。

『岡田邸への思いの表現でしたら、こう書かれた方が伝わるのかと・・』

メタボ諦めH常務の提案書は、
明らかに腑に落ちる表現に変わっていた。

メタボ脱出H常務が叫んだ。
『素晴らしい!!!』

うちにも、“編集者”がいた・・・・。

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