日刊せみなりーBLOG

お茶汲み論議・・・

更新日:2011/07/04

むつみさんは昭和30年生まれ、
学生運動が下火になり始めた頃、看護学校に入学した。

その当時、学生運動は下火でも女性の自立は叫ばれており、
“女性事務職員のお茶くみは女性差別!”

と、高らかに謳い闘っていた時代に青春期を過ごした。

なので、私の中には、
【女性事務職=お茶汲み】はありえない過去の話だったのだが・・

先日、中小企業家同友会の勉強会で、
“社員のお茶汲み”の話しになった。

『ええ??女性事務職員が社員にお茶をだすんですか?』

なんと!7,8社の社長さんがいらしたが、
殆ど全員、『イエス!』だ。

『いつもではありませんよ~
現場や営業から帰ってきたときやこれからよし!行ってくる!って時・・』

へ~そうなんだ。

メディアの小林社長がおっしゃった。
『営業はとても疲れます。

とっても元気な営業マンが肩を落として帰ってきたりすると、
“あ~うまく行かなかったんだな”と思いますが、

その時“お疲れ様~”とお茶の一杯が出てくると、
その営業マンは救われるんですよ~』

小林社長は大先輩の女性社長さん。

なるほど~
美味しいお茶で労わりの心を表現するのも、

大切な仕事なのね。

因みに、それは【日本茶】であることが全社共通、
不思議に【コーヒーは自分で入れる】も全社共通・・・

『うちの会社はお茶は自分で入れて飲む!のが慣例、
でもお茶を飲む人はいません。コーヒーばかりです。

お茶くみも必要ないし、
お茶碗も自分で洗うように!って言っていましたが、

チェックマンA子さんも文章マシーンA子さんも、
早や打ちKちゃんも洗ってくれます。

だって、社員のお弁当がらが流しに置きっぱなしになっていると、
洗ってくれるんですよ~』

と、わが社事情を話したら、

『ええええええ!!!!!!!ありえません!
お弁当がらを洗ってくれるなんて!

それは補償セミナリーの文化です!』

そうか、うちの女性たちは、
みんな、暖かいサポーターなんだあ~

むつみさんを除いて・・・・

権利や義務では表現できない仕事ってあるんだな~
チョッと目から鱗の勉強会だった。

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