朝会で文章マシーンA子さんが言った。

『昨日、息子のSが一人で、
登別のおじいちゃんちに行きました。

おじいちゃんと釣りに行き、
魚拓を作って夏休みの自由研究にすると言っています。

バスの窓から心細そうな表情をしていたから、
着いた頃電話したら、

なにさ～・・って・・もう、電話してやんないです』

文章マシーンA子さんの愛息子S君は小学校4年生、
元気・腕白・好奇心・・・全て兼ね備えたいい子だ。

その分、文章マシーンA子さんは心配が絶えない様で、
『もう聞いて下さいよ~』と明るく優しいIさんにこぼしたりしているが・・・

バスの一人旅は2時間位か・・
きっと、登別まで緊張して行ったんだろうな～

初めてのお使いじゃあないけど、
そんな時の緊張は大人になっても覚えている。

私は一人旅ではないが、多分幼稚園の時、
7歳年上の姉と室蘭に住む叔母をたずねた時の事を今でも覚えている。

古い蒸気機関車、直角背もたれ4人ボックスの座席、
居眠りして姉が困っていた。

今は室蘭まで1時間半くらいだと思うが、
あの頃は3時間以上かかった。

姉は小学校高学年だったから、
幼稚園の妹を連れて・・私以上の緊張だったと思う。

50年も前のことなのに・・
昨日のことのように思い出す。

S君の一人旅・・
今度、むつみさんにも聞かせて欲しい・・