冷房から避難し、
一階会議室で仕事をしていたら・・・

『すみませ～ん』
玄関に郵便屋さんが来た。

『こちらに、
ラガーマンＭさんとカッコマンＨさんって人いますか？』

『はい、いますよ～』

渡されたのは二通の大型郵便・・・
明らかに・・・先日受けた口頭試験の結果だ。

うちの会社名は【補償セミナリー】・・
この珍しい【補償】から、うちの会社は出来たのだが・・

この仕事をするのには、資格がいる。
国家資格ではないが、

公共事業に関わる【補償】の仕事するには、
必須な資格だ。

で・・自慢じゃあないが難しい。
法律から技術・財務の知識まで・・

うっそ～！と言う位・・難しい・・・
特に、【補償関連】という部門は・・

補償の要的部門・・

その試験に、
カッコマンＨ君とラガーマンＭ君が挑戦した。

あれは、6月だったかな、
『二人とも一次試験合格！』

やった～！
次ぎは口頭試問だ・・

『大丈夫っす・・
俺達、しっかり経験があるんですから・・・』

そして、7月・・

本州長期出張のカッコマンＨ君は、
陸送で東京へ、

北海道内出張のラガーマンＭ君は、
空輸で東京へ・・・

『絶対、受かります！』
なんて・・二人とも言っていたけど・・・

試験は水物・・・

で・・通知がきたのだ。

見たい！でも　我慢・・
透かしてみた・・・

【合格証同封】と読める。

東京にいるカッコマンＨ君に電話した、
『封筒、あけてもいい？』

『あけて下さい・・』
慌てて・・封筒をびりびり・・

『おめでとう！』

後ろで出社してきたラガーマンＭ君も
びりびり・・

『はははは』

その後、

ラガーマンＭ君とカッコマンＨ君は電話でお互いの健闘を祝し、
げらげら笑っていた。

えらい！がんばった！

なんだか、
朝から・・・浮かれ気分だ・・