先日、会合でご一緒したS社長、
『道東に社用で行ってきました。

社員が運転し自分は助手席でしたが、
つい、ウトウトしてしまうのが社員に悪くって・・』

優しい社長さんだ。

うちの会社は長距離移動の時、
運転手以外は寝ていいことになっている。

但し、小企業なので、
モゴモゴN社長も運転する。

『なに！
俺も同じだけ運転するのか！？』

いえいえ・・少し少なめです。
と言われながら・・。

むつみさんは、
免許無しだから・・小さくなって後ろに座る。

昔は、
『私、助手席で話してあげる～』

だったが、
ある時暫く現場から離れ、

久しぶりに、
（さあ～現場！）の時・・

気が付いた。
助手席は・・特等席なのだ。

ハイエース・ライトエースなんかの現場車は、
当たり前に椅子のクッションが違う。

椅子の幅も、
足元のゆったり加減も・・

視界も違う。

プリウスでさえ、
助手席が一番いい！

我が家では、ず～と、
『助手席はお母さんの席！』

と娘達には譲らなかったが・・
今は、孫が座っている。

昔・・『助手席で話していてあげる！』
は・・余計なお節介だったのかしら・・

いやいや・・そうでも、
ないだろう。

今、会社を背負っている中年若者達は、
昔は、若造だった。

超先輩達は中々運転をせず、
若造達だけが運転をしていたのだ。

だから・・
一緒に眠らずに馬鹿話をする人は、

必要だったと思っているが・・

時代が移り、
若造が主軸になりチームを纏めだした時、

【かわりばんこ】を発案した。
特別、眠かったり具合が悪い時以外、

【かわりばんこ】だ。

だから・・特等席の助手席は、
次に運転する人の特等席なのだ。

（いい時代の流れだわ・・）
と、むつみさんは後部座席で・・

ウトウトしながら・・
考えるが・・

『あのさ～』と、
話しかけても後部座席は声が遠くて・・

やっぱり・・
助手席で話がしたい・・

たまには・・座らせて～