日刊せみなりーBLOG
上ノ国町・・
更新日:2011/10/17
初めて上ノ国町に行った。
日本海側特有の海と低めの山と・・
風の町。
風力発電の白いぐるんぐるんが、
勢い良く回っている。
『おい、あれはなんだ?』
モゴモゴN社長が叫んだ。
上ノ国町に入るとすぐに、
山の上に塔が見えた。
『なんだろう・・
時間があったら見に行きましょう』
時間なんてないが・・
と思っていたら・・時間が出来た。
お客様のご都合で、
帰り際に待ち時間が出来たのだ。
『行ってみましょう!』
と、車を走り出したのだが・・
低めの山の上の塔なので、
近づくと視界から消える・・
『あら?消えたわ、
でも何か勝山館って言うのがあるよ・・』
小高い丘の上の勝山館、
海に向かって迫り出すように建っている。
一人200円の入場料・・
靴を脱ぎ・・入ると・・
昔々の大昔、
鎌倉時代に上ノ国町が出来た歴史が語られ、
その当時の集落の様子や、
発掘したお墓の模型が飾られてあった。
入館者は私達だけ、
ビデオを見せられ・・・
『へえ~初めて鎌倉幕府の、
蝦夷統治地と認められたのは、
上ノ国町だったんだ~』
初めて知った。
館長さんが、
詳しく説明をしてくれた。
『そうなんです、
本州から船でくると海流の関係で、
上ノ国町に流れ着くのです。
湾になっているので海も穏やかで、
ここが最初の統治地になったんですが・・
まあ、なんですね、
初めに上ノ国町に本店が出来たのに、
松前に移され、
上ノ国町は営業所になり、
そのうちそれも潰れたってとこですね。』
まあ!なんと分かりやすい説明か・・
妙に、納得だ。
『このお墓は発掘されたもので・・本物です。
ここは、お墓の上に建っています。
窓から見える石は、
墓石、お墓です。
せめて、ばちが当たらないように、
靴を脱いでもらっています。
一人なので、
夕方など風で建物が揺れると気持ち悪くて・・』
館長さんの説明で、
勝山館も上ノ国町も凄く身近になった。
モゴモゴN社長も納得顔だ。
帰りに貰った上ノ国町のガイド紙に、
気になっていた塔が載っていた。
北海道の日の出を意味した塔だ。
『すぐだから、よっていこう』
丘の上にそびえ立つ塔からは、
日本海が見渡せた。
なんだか、
鎌倉時代が・・・見えた気がした。