『日下さんから貰いました』

仙台・関東と長期出張から帰ってきたカッコマンH君が、
仕事のお仲間“クレアの日下さん”から、

万歩計をいっぱい貰ってきた。

ふーん、
なんでくださったかは不明だが、

『私もつけよう～』
『目指せ！一万歩～』

『タバコ室に行くだけで100歩になる～』
『それって、不健康じゃない？』

など・・
社内は急に盛り上がる。

明るく優しいIさんは、
『昨日は現場ふたつ叩いたら、9800歩だった。

今日は10000歩だ～』
と元気いっぱいで、

カッコマンH君と今日も現場に向かった。

私も、こそっとつけた。
お出かけ予定がある日は、結構行くはず・・・

万歩計が流行りだしたのは、
30年くらい前からだったと思う。

その頃看護婦をしていた私は、

糖尿病の患者さんを中心に万歩計をつけて貰い、
一万歩を目指す。

ついでに、
看護婦も如何に重労働かを証明する一端で、

病棟・外来共に万歩計をつけながら働いた。

『一勤務で一万歩を超えたわ』
は病棟・・

『外来も8000歩よ、
狭い外来を行ったり来たりしているだけなのに・・』

それは想像通りの結果で、
だからといって何が変わると言うことでもなかったが・・。

歩くと言う事はいいことだ。
走るより負担も少ないし・・・

昔は一回に20分以上、
それも一定の速さで歩かないと、

意味がないと言われていたが、
現在は研究が進み、

少しずつでも歩けば、
最終的な合計数で効果が出ると言われている。

ちょっとずつでも継続が大事か・・

とはいうものの、
仕事で外来や病棟を駆け回っても、

ストレスばかりで、疲労になるだけだ。

うちの現場はどうだろうか、
秋晴れの中、清々しく働けているのだろうか？

明るく元気に現場に向かった、
カッコマンH君と明るく優しいIさんの笑顔を信じたい・・

少し後ろめたさを感じている、
専務のむつみさんだ・・・・。