日刊せみなりーBLOG

初体験・・・・?

更新日:2012/02/16

もうすぐ、57歳だけど・・
初体験は・・・・まだまだ・・ありそうだ。

38歳でうちの会社に入り、
《入札》なるものを初体験・・

『入札に遅れることは絶対許されない!
だから、前日入りし、JRを使うように!』

創業者の父の言葉を忠実に守ったので、
多分・・普通の方よりJRにはたくさん乗った。

子ども時分、母の実家が岡山だったことから、
『さあ~寝台車と函館連絡線に乗るよ~』

多分・・普通の方より国鉄にはたくさん乗った。
飲兵衛だった父は、汽車が停車するごとにホームに降りて、

駅弁とお酒を買っていた。
『お父さん、早く乗って~汽車が発車しちゃうよ~』

母は、
『全く・・いつもドキドキしていたわ~』

と、こぼしていたが・・・

先週の土曜日、三女夫婦と夫と私で、
義父の三回忌に釧路に行く事になった。

10時半に大丸で待ち合わせ・・
『Yちゃんは、まだお母さんやお父さんに慣れていないから、

緊張するんじゃあないかしら』
娘のMは、新婚だから夫君Yちゃんを気遣っていた。

お弁当を買い、お土産を買い・・『寒いね~』とホームに出たら・・
『スーパー大空は只今到着が遅れています。

折返し運転ですから、出発も遅れる予定です。』
アナウンスがあった。

『寒いから下で待っていよう~』

予定出発時間を10分以上過ぎてから、
列車が入った。

JRの掃除係のみなさんは、
大忙しで掃除!イスの向きを変え、

『御乗車ください~』

早速乗り込み、荷物を棚へ、
『お弁当のお茶を買ってなかったね』

『私、ココア』『俺、ビール』
娘と夫の注文を聞き、

婿さんYちゃんと私は、ホームのキオスクへ・・

『暖かいお茶3個とビール下さい、
あ・ココアはないのね・・』

その時、
婿さんYちゃんが言った。

『あ・列車が行った・・』
はい・・夫と娘と荷物を乗せて・・

私とYちゃんをホームに残し、
スーパー大空は出発した・・・。

一瞬、事情が飲み込めなかった・・
『とにかく駅員さんに相談しよう・・』

切符も大空のチケットケースの中だ。

『了解しました。
普通は出来ないのですが、次ぎの列車の手配をします。』

結局、夫と娘は車掌さんの提案で新札幌で下車、
札幌駅に戻ってきた。

『いや~ビックリした。なんの放送もないまま、
あ!と思ったら列車が動き出した・・

その時のMの顔ったら・・
この世の終わりみたいな顔をして、

車掌のところにかけて行った。』
新婚の娘にとっては、

私とYちゃんが、
6時間も二人だけで釧路まで旅するなんて、

可愛そうでたまらなかったらしい。
いやはやだが・・・

おかげで、Yちゃんと私達夫婦は仲良くなった。

『出発が遅れている列車からは絶対降りたらダメ!
が、今回の教訓だね。』

幾つになっても、初体験はある。

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