わがマンションの大改修工事が始まった。
マンションは色々難しい事があるから、

管理組合の最大公約数の合意点で、
工事は行われる。

まあ・・難しいことは置いておき、
問題は、足場だ。

（ぎゃっ・・
全ての外壁周り・・階段にぐるり足場と養生ネットが張り巡る）

うっとおしい・・が仕方なし。
とは、思うものの・・

足場からベランダに、
色んな作業員の方々が入られる。

『寝室も、居間もカーテンは開けられないよ～』
お客様は突然入れないほどの我が家の状態・・

工事の方々に、見られるのは恥ずかしい。
おまけに、朝、8時には作業開始だから、

朝、カーテンを開け、
朝日を拝んで化粧をしたら、慌てて閉める。

はずが、夜帰宅して寝室に入ったら、
カーテンが空いていた。

『ぎゃっ！朝、閉め忘れたのか！この寝室を見られた？』
なんとも・・悔やまれる。

土曜日、
（今日はゆっくり・・朝寝・・）を決め込んだら、

グワーーーーンンギギーーーン・・
9時から、工事が始まった・・

（この一週間・・クタクタだったんですの～）
は、（奥さん、何時まで寝ている気ですか！）

と、言っているような・・この音で否定され・・
（やれやれ・・起きるか・・）

既に、作業が始まっているため、
カーテンどころか窓も開けられず・・

仕方ない・・仕方ない・・

『でも、何時まで足場がかかているのかしら、
夏になっても窓を開けられないのは辛いね。』

とか言いながら、
カーテンの向こうを気にしつつ、着替える私・・

（いくら57歳でも、着替えを見られるのは嫌だわ・・）
ふと、カーテンの隙間からベランダを見ると、

ベランダを直した形跡・・
（わっ！ベランダにはいってたんだ～）

日中、誰もいないから・・

工事の方々は何も気にせず、
淡々と工事を進めると思うが、居住者はそうは行かず・・

毎朝、足場の下を通って、
会社に出かける。

マンションの大改修工事は、
絶対必要だが・・

結構・・大変だわ・・

今日は、日曜日・・
工事の方も日曜日はお休みの様子・・

よかった～
これで、気兼ねなく朝寝が出来る・・

あ・でも・・掃除をしよう・・
明日、カーテンを閉め忘れたら困るから・・