日刊せみなりーBLOG

そろそろ・・・

更新日:2012/05/02

寒い春で桜の開花予想は、
例年より遅れるはずだったが、

この陽気で開花も少し早まりそうだ。
うちの会社の桜の蕾も日ごとに大きくなっている。

もっとも、この桜、
正確には“うちの会社のさくら”じゃあない。

会社二階の西窓から見えるのは、
お隣、私の実家の桜・・

会社の二階の北窓から見えるのは、
お隣、御近所の桜だ。

桜以外でも、
エゾムラサキツツジが満開・・

ベニシタンは赤い実が落ちて、
新芽が出てきた。

シモクレンの蕾も大きいぞ~
春・・春・・だな~嬉しくなる。

ついつい、
お隣の庭を眺める私だが・・

昔は全く庭に興味が無かった。
だから、庭木も?????。

今の私の仕事の一つに、
庭木、山の木、なんでもない木、

の調査があるから、
庭木の名前は多分一般の方より知っていると思うが、

昔は、
桜と梅の区別もつかなかった。

どうにか桜と梅が分かった頃、
ナナカマドに花が咲くことに気がついた。

『え?何言ってんの?』
私の師匠、姉に驚かれた。

そして、
丁度今頃の調査だったと思う。

まだ、葉っぱが開ききっておらず、
樹種名を特定できないでいたら、

姉は、
『ごめんね』と言って、大きくなりかけた新芽を開いた。

おお!そこには小さな小さな銀杏の葉っぱが!
『わあ~こんなに小さいのに銀杏の形をしている!』

姉は呆れた顔で私を見たが・・
月日が流れ・・

人間、仕事になり必要に迫られると、
好きでなくても覚えるものだ。

全て同じに見えていた葉っぱの違いも分かり、
図鑑を開く回数も減ってくる。

(あ・これ、わかった~)
珍しい木を当てたりすると鼻高々だ。

調査方法も「補償」の概念だから、
造園屋さんとも違う。

『シンパクはね・・・』
聞かれて答えるこの快感・・。

でも・・
その庭木、山の木、なんでもない木の調査も、

若者達に譲る日は近い。

『ねえ、隣の木、何だかわかる?』
隣の庭を見ながら、若者達に聞いている・・。

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