日刊せみなりーBLOG
ワカサギ・・
更新日:2012/05/11
ゴールデンウィークに、
小樽水族館に行ってきた。
何十年ぶりだろうか、
前に行った時の事はほとんど記憶がない。
夫と二人、
『どんな感じだっけ』なんて言いながら、
水槽をキョロキョロ・・
『へえ~』という、
なんとも無感動な私の感想を繰返しながら見ていると、
小さな魚の群れがキラキラと水槽を泳いでいた。
『ワカサギなんだって・・
あれ?大きな魚も一緒にいるよ、食べられないのかしら?』
説明文には、
「大きな魚はイトウです。色々研究した結果、イトウは一定の大きさになるとワカサギをたべなくなることがわかりました。それで一緒の水槽に入れてみると、ワカサギも緊張感が出て元気になりました。」
みたいな事が書いてあった。
ワカサギは、
自分を食べるかも知れないイトウと一緒のほうが、
元気が出るらしい。
ふと、
大昔読んだ本のことを思い出した。
《ストレス善玉論》中沢正夫先生の本だ。
中沢先生は精神科医、
それまで(ストレスは全て悪!)
と、思っていた私はまさに目からウロコだった。
一定のストレスは、
人間が生きていく上で必要な事というのがその筋だった。
と、思っていたが、
多分動物全てにおいて一定のストレスが必要と書いてあったのだろう。
ワカサギにも・・
(詳しくは、どうぞ御購読を!)
ふう~ん・・と、感心しつつ・・
『イルカショウーは臭いから、ガマンできない』
と、
一番の呼び物を見ずに水族館を後にした私だが、
元気に泳ぐワカサギの姿が頭から離れない。
(はて・・今の私は・・最高のストレス状態にいるのだろうか)
うちの社員たちはどうかな・・
結構なストレスがかかっていると思うのだが・・・
あのイトウ・・・絶対、ワカサギを食べないのだろうか・・
なんだか急に気になった。