昨日は母の日、
娘達からもお祝いされ・・私も母に花を贈った。

これほど、女性に生まれてよかったな～
と、思う瞬間はない。

と、近頃、思う。
土曜日、末娘夫婦と食事をしていて、

『父の日はどうして出来たんだろう』
という話になった。

『それは、母の日があるから便乗したんじゃない、
商業主義で・・』

『そうなのか？』
夫は不満げだったが・・

母親は、
命をかけて子どもを産むのだから仕方がない。

子どもにとって母親は絶大だ。
特に、男の人にとって、

母親は何よりも大きい存在のような気がする。
それも、母親が元気なうちは、

顔も見せない息子が、
母親が危篤となったり、亡くなったりすると、

途端にその存在の大きさにがっくりするようだ。

『あのさ～メタボ脱出H常務も、
おばちゃんがいつまでも元気でいると思ったら大間違いだよ！』

メタボ脱出H常務は私の従兄弟、
母親は父の妹だ。

『うちの母さんは叩いても死なない～』
なんて、言っているけど・・・

その叔母に昨日会った。
この叔母は、何せ明るい、話が面白い。

仕出屋を経営しているが、
その会話は絶妙で営業成績は抜群だ。

苦労の多さにかけては誰にも引けをとらないと思っているが、
微塵もそれを感じさせない。

でも、苦労している分、
人への思いやりがある。

今年のお正月、私の母に、
『お姉さんは苦労を福に変えたんだね』

と言って、
母はとても嬉しそうだった。

そんな叔母だが昨日は疲れていた。
『おばちゃん、大丈夫？』

『大丈夫だけど、今日はお休み、気分転換しないとね～』
なにやかにやと大変そうだが、

いつも前を向いている。
疲れていても、後ろを向かない。

『捨て台詞と暴言は吐くけどね～』
なんて、言っちゃうところがまた、明るい。

苦労の末、
絶妙なバランスを獲得した感じだ。

『うちには、憲明という息子はいないと一緒・・』
と別れ際、言っていたけど・・

（ごめんね、うちの会社で頑張っているからね）

メタボ脱出H常務は、
母の日をどうしたのだろうか・・・・