日刊せみなりーBLOG
昔の知恵?
更新日:2012/06/02
三女がお産をした。
札幌の社会保険中央病院・・
親友が助産師で、赤ちゃんを取上げてくれた。
分娩室も一人一部屋、
分娩室にステンレスは全くなく、
温かい感じのする部屋だった。
(時代は変わっているんだな~)と実感した。
次の日、
そのお友だちの助産師さんが、
“おっぱい指導”をしてくれたのだが・・・
『以前は、
両方のおっぱいを同じ時間飲ますと言われましたけど、
今は違うんですか?』
片方を長く飲ましているので、ついつい口が出た。
『そうなんですよ、
今は飲ましているおっぱいの最後に濃いおっぱいが出る事がわかり、
一つのおっぱいが、
出なくなるまで飲ますんです。
そうすると赤ちゃんは満足して眠ります。
多分、昔のお母さんは経験からそうしていたと思うんですが、
ミルクが主流になったときから、
片方ずつ満遍なくになっちゃったんですね。』
私は看護婦だったから、
学校で習った事が正しいと指導していたが、
間違ったことを言っていたのか・・
お産は自然のこと、授乳も自然のこと・・
人間が、
ここ100年余りの科学で導いたことは、
自然の摂理には叶わない事・・か、
お産に限らず、
西洋医学や科学の発達に伴い、
おばあちゃんやおじいちゃんの言うことを、
『それは間違い!』と言ってきたけど、
おばあちゃんの方が合っていた、
おじいちゃんの方が合っていた・・という事は、
多いような気が近頃する。
それは、
家作りでも・・家の手入れでも・・
昔の知恵から学ぶ事が多いと、
感じる今日この頃だ。