日刊せみなりーBLOG
おや・・親・・
更新日:2012/06/12
金曜日の朝、
ビベロYちゃんが言った。
『今日は、午後からお休みを貰います』
あら!珍しい・・・
むつみさんの好奇心は満開で、
『よさこいでも見に行くの?』
『いいえ、妹が来るんで一緒にコンサートに行くんです。
そしたら父親も付いてくるって・・』
ビベロYちゃんの実家は釧路だ。
お父さんと妹さんが出てくるらしい。
『そりゃあ、お父さんは嬉しいね』
娘二人とデイトだ。
昼過ぎ、
『あれ?まだ、帰らないの?ビベロYちゃん~』
『2時過ぎくらいに着くそうなので、
それまで仕事をしています。
きっと、高速を使っていないと思います。
父親は走るの、好きだから・・』
そうなんだ~
なんだか、ビベロYちゃんも嬉しそう・・
土曜日、昼近くに会社に行ったら、
メタボ脱出H常務が来た。
『今日は息子のHが帰ってくるから、
早く帰らないとだめなんだ。
みんなで焼肉するんだ。』
滝川の大学に行っている愛息子H君が、
久しぶりに帰ってくるという。
『かみさんがルンルンしちゃって、
じいちゃんとばあちゃんも呼んだ。』
そして、
早めにメタボ脱出H常務は帰っていった。
娘に合いに来るビベロYちゃんのお父さんも、
息子が帰ってくるメタボ脱出H常務夫婦も、
本当に、嬉しいだろうな~
これは、その立場になってみないとわからない。
うちの三人姉妹も全員本州の大学に行った。
そのうち、2名は向こうで結婚した。
年に2度の帰省を、
私たち夫婦は首を長くして待っているが、
やっと、
『帰るよ』と夫が釧路の両親に電話すると、
とても喜んでくれた両親の気持ちが、
わかるようになった。
どたキャンでがっかりさせないように、
いつもぎりぎりになってから言った。
必ず、夫婦で釧路駅に出迎えてくれた。
向かって右側に母、左は父・・
いつも、同じ場所・・・
母が6年前に、父は2年前に亡くなった。
今、釧路駅に降り立っても誰も出迎えはないが、
いるはずのない二人の姿を、
捜してしまう私たち夫婦だ。