日刊せみなりーBLOG

(旧)岡川薬局カフェ

更新日:2012/07/27

小樽に住もう!
小樽民家再生プロジェクトなるものを立ち上げた。

まあ・詳しい話は別の日に、
その仲間で先週の土曜日、

『素敵に再生された建物を見に行きませんか?』
と言う事になった。

場所は【岡川薬局カフェ】・・
築80年くらいの木造3階建てだ。

以前は薬局だったという。

今までも、気にはなっていたカフェだが、
なにせ自分のセンスに自信のない私にとっては、

何となく、敷居が高い感すら湧く、
ハイセンスな入口なのだ。

みんなと一緒なら、
行け~!

11時開店だが、着いたのは10時半・・
お店の前では大工さんがなにやら作業中。

現代のセンスとレトロが、
いい具合に絡み合っている。

11時、いそいそ入店、
4m40センチの天井高・・

『どうぞ、靴を脱いで2階席にお上がりください。』
店長さんに言われて・・・(あ・靴、脱ぐんですね)

店内の真ん中は吹き抜け、
ぐるり3方向に2階座席が作られており、

そこから、
天井の作りが真近に見られる。

『わ・彫り物がある。あの鎖は何かしら?』
白(少しベージュ?)に統一された店内だが、

天井なども塗装はしてあるが、
作りは昔のままだ。

『一階の調理場は、
調剤薬局をそのまま利用しているんですよ。』

ふ~ん・・どれどれ・・・
(ありゃ、ほんとだ。薬を渡すとこからコーヒーが・・)

『後ろ側の建物には宿泊も出来るんですよ!』
ほお~

美味しいオープンサンドセットを頂いてから、
後ろ側の建物を見せて頂くことに。

『あら!お店から入るのですね!』
店内の白いドアを開けると、

あれ?あーここを曲がって…
真っ正面に素敵なガラス張りの空間が…

そこは石蔵を利用したもので、
古い味わいのあるグランドピアノが置いてあった。

『こんな使い方があるんですね』
天井の一部がガラス張りになっているのか、

明るい日差しが石蔵に降り注ぐ。

その後、二階と
『現在の建築基準法では居住スペースとしては認められないのです。』

という三階を見学した。

素晴らしかった。
その使い方や補修の仕方が、まさに、

残すべきところを残し、
活用方法を熟考した感じだ。

これぞ、再生!

小樽に行かれた時は是非、
岡川薬局カフェへ!

再生の一つの在り方がそこにある!

記事一覧