日刊せみなりーBLOG

声・・・

更新日:2012/08/30

昨日の夜、
かでる2.7で女性経営者の勉強会があった。

私は主催者、
(時間に遅れそう~)と焦ってエレベーターに向かうと、

女性二人と一緒になった。
優しい口調で、

はっきり穏やかに話す女性の声に引かれて、
何気なく顔を見ると、

高校の同級生Yさんだった。
『あの、Yさんですか?』

声をかけると、Yさんはきょとん・・
『おむつです!』

『わあ~おむっちゃん!何年ぶりだろう!』
多分、10年以上会っていない。

彼女は、かでる2.7の同じ階で行われる、
障害者問題の会議に出席すると言う。

きゃはははと、再会を喜び、
あっという間に分かれたが・・・。

彼女は、
働きながら福祉の大学を卒業し、

ずっと、障害者施設を経営してきた、
熱心なクリスチャンだ。

高校生の頃から、
穏やかな彼女だったが、

57歳になった彼女は、
更に、優しく強くなった気がした。

多分、一緒にいらした方は、
障害がある方と思われたが、

その方との話し方は、
その方が理解しやすいように、

言い回しを変えながら、
ゆっくりした話し方だった。

その声は、
高過ぎず、低過ぎず、大き過ぎず、小さ過ぎず・・

深みがあって、落ち着いていた。
相手に焦りや負担感を与えない“声”だった。

だから、
引かれて顔を見たんだけど・・

あんなふうに話せて、
あんなふうな声が出せたら、

どんなにいいだろう・・・
毅然さと優しさが、

相手に対する尊重する思いが、
声と話し方に備わっていた・・・。

私も少し、真似してみよう~
と、勉強会の挨拶をしたが・・・

いつもの如く、
落ち着きない挨拶になった。

やれやれ・・・
声に人間性は出るもんだ。

でも・・
なんだか、嬉しい夜だった。

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