日刊せみなりーBLOG

ピザパイ……

更新日:2012/09/04

私も【七人の孫】が出来たが、
何と言っても、

【七人の孫】と言えば、
森繁久弥のホームドラマだ。

私が何歳の時のドラマだろうか、
子どもでも、面白かった。

樹木希林のお手伝いさんがいたように思う。
森繁久弥が、とぼけていて掛け合いがたのしかった。

そのドラマでどうしても忘れられない場面がある。
日航のスチュワーデスの設定の孫がいて、

イタリヤ便の時は必ず、
ピザパイをお土産に買ってくるのだ。

みんなが台所に集まって、
ピザを切り分ける。

温め直しもしないけど、
孫たちは美味しそうに食べる。

(ピザパイってどんな味なんだろう)
子供心に、それは憧れだった。

その頃、日本ではピザパイは、
未知の食べ物だった。

そんなに憧れていたのに、
なぜか、初めて食べた時のことは覚えていない。

ただ、好きになった。
だから、夫と初めてデイトした時、

映画館の地下にあるイタリアンで、
ピザを頼んだ。

夫は、
『これは食べ物か?!』と言い、

『まずい…』
………食べ物の好みは一致しない。

今、ピザは一般的になり、
自分で皮から作る人も多い。

知人のエールの阿部さんは、
何と、携帯ピザ釜まで作ってしまった。

一斗缶位の大きさで、炭で焼く。
確か、二分位で焼きあがるはず。

これが美味しいのだ。
イタリアの本場のピザは食べたことはないが、

皮が薄いのにモッチリ、
いくらでも食べられる。

あの七人の孫で食べていたのは、
このモッチリ味だったのだろうか?

憧れはピザ……
昭和30年代後半の話だ。

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