日刊せみなりーBLOG
災い・・・
更新日:2012/10/15
バチが当たる・・
事はあるようだ。
知内町の山の木調査の初日が終了し、
みんなでおしゃべりをしていた時のこと、
留萌の山の木の調査に参加した組は、
『留萌の調査に比べたら、今回の山は楽だよね』
と異句同言、そして、
思い出したようにモゴモゴN社長が言った。
『随分留萌の山は転んだけど、
あの金網の階段で転んだ時は肘を思いっきり打って、
骨折したと思うほど、痛かった~』
留萌の山には、
ところどころ道路に降りる為の階段があった。
土留めに近い感じで作られているその階段は、
太い針金で出来ている金網の中に石ころが詰められている。
『なんで、あんな足場のいい所で転ぶのか、
わかんない』
私はやや馬鹿にしたように、
モゴモゴN社長に言った。
『そんなの知るか!すべったんだ!』
そうですか・・・あの階段ですべるか!?
と、その話は終了したのだが・・
翌日、再び入った知内町の山の中・・
綺麗な小川は石が多く、
水が表面を流れる為、
小川の周りはグチョグチョだった。
その為か、地層表面のかなりの部分に、
太い針金で出来た金網が張り巡らされ、
その中には尖った石ころが埋められていた。
歩きにくいなと思っていたが、
昼食後、相棒のビベロYちゃんに、
『ここはチョッと急だよね~』
なんて言いながら、
上を見上げた瞬間!
左足がずるっと滑って、
『ぎゃあ~!!!!』
右足だけが正座する感じで転び、
膝と向こう脛を思いっきり石にぶつけた。
『むつみさん!大丈夫ですか!?』
ビベロYちゃんは、
おかしそうに笑っていたが、
うーーーーん、
声が出ない・・
折れたか?と思うほど痛かった。
『もしかして・・
モゴモゴN社長も同じ感じで転んだのかしら?』
留萌の山では、
モゴモゴN社長の相棒だったビベロYちゃんは、
当たり前!の顔で、
『そうですよ』と答えたが・・・・
(そうなんですね・・こういうこと何ですね)
もっと、具体的に転んだ状態を聞いておけば、
あああ・・
金網は転びやすい事を学んだでしょうに・・
馬鹿にして聞いていたから、
同じことが私に起きた・・・。
ああああ・・・
お陰さまで、
折れてはいないようだが、
時折、まだ・・悲鳴が起こる。
人の災いには・・
優しくなることが、
自分の身を守る事になるようだ。