日刊せみなりーBLOG

SLニセコ号…

更新日:2012/10/28

本日も、
『私の愛するベットさん、もうお別れなのね』

と、6時に起きた。
今日は、10時から小樽で打ち合わせがある。

これも中々、
ワクワク感満載の打ち合わせだから、

ベットへのお別れの言葉も笑顔で言えた。
おまけに、夫が『真駒内駅までなら送っていくよ』

うひゃひゃひゃひゃ
『そおお~悪いわね』

気分は、余計ルンルンだ。
札幌駅について、何時の汽車に乗ろうかしらと、

掲示板を見たら、
SLニセコ号というのがあった。

冬になると走る【汽車】だ。
残念ながら、蘭越まで全席指定の汽車だから、

小樽まで~とはいかなかった。
それでも、見て見たいとホームに行った。

ホームは子供ずれや中年の人達で溢れている。
昔と違うのは、

運転席、
石炭をくべるところもガラス張りで、

客席の窓もあかなくなっていた。
もちろん、観光列車だから、

四人がけの椅子の間には、
木のテーブルがついている。

みんな楽しそうだ。
私と同年輩の方々や先輩のみなさんは、

懐かしそうに遠足気分と見受けられた。
そうだよな~

私も子供の頃に乗った記憶がある。
トンネルに入ると『窓を閉めなさい』と、

親に言われて、慌てて閉めた。
煤が入ってくるからだ。

あの時代、
汽車が電車になるとは思っていなかった。

ましてや、
観光列車として人気者になるなんて、

想像もしていなかった。
だって、

超当たり前の乗り物だったのだから…
今の時代、列車に乗るのは贅沢だ。

何より高い時間というものを、
これまた、高いお金を出して買うのだ。

贅沢の二乗…
寝台列車はその典型、

一度はカシオペアの最尾部に乗って見たいが、
夫は『何で1時間半で着く東京に、

高いお金を出して一日かけていく』
と乗ってこない。

全くロマンがないと、
思うが、興味がない人には理解出来ない行動か、

最も、私も汽車の中で何をするのかといえば、
窓の景色を見ながら、

ビールを飲んでいる姿しか、
浮かばないが…………

なんて一人で考えていたら、
SLニセコ号の汽笛が響いた。

いい音だ。
何でこんなに哀愁があるのだろうか。

やっぱり今度、乗ってみよう。
蘭越までなら、

夫も付き合ってくれそうだ。

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