家ねっとと言う、
女性だけの異業種ネットワークをつくった。

建築会社、建物検査会社、インテリアデザイナー、
不動産会社、行政書士、宣伝物企画デザイン会社、

WEB会社、広告デザイン会社、
と、多種に渡り、

面白い。
何が、面白いって、

『え~！それが仕事なの？』
どうやって、仕事として成り立っているのか、

知らないことだらけだから。

私は、
看護婦を15年近くやっていたから、

病院の世界はそこそこわかる。
が、この仕事に変わり、

よくわからない入札、契約、
お役所周りの営業を経験した時も、

びっくりした。
『むつみ、契約に行って来て~』

はいはい、と出かけた。
契約書に落札金額を入れる。

ええと、うん？
000、0000と数字を入れて、

契約課に持って行った。
契約のきりりとした女性職員が、

『これ、何かおかしくありません？』
ハテ、どこがおかしいのかしら?

その職員はムッとした顔で、
『点の位置が違います！』

？あ・そうか、
数字が三つで点なんだ。

看護婦はお金の数字とは関係ない仕事だ、
数字は検査データやバイタルサイン、

いわゆる血圧、脈拍、熱などが中心だから、
数字三つで点はなし。

もう一度契約書を頂き、
作り直した。

この金額に慣れるのに、
随分時間がかかった。

本日はその契約に、
お役所におじゃましている。

今回は、
職員さんがみんな作ってくれるので、

私は、
はい、間違いありません。

と言って、
頭を下げてご挨拶周りをして帰る予定。

このご挨拶は未だに慣れないが、
頑張るぞと自分を励ます。

世の中には、
知らない仕事がいっぱいだ。